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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

AKB48選抜総選挙の9年(2009~2017年)を振り返る:前田・大島時代[2009~2012年](交互に1位)と指原時代[2013~2017年](1位:4回、2位:1回)

AKB48選抜総選挙の9年(2009~2017年)を振り返ることにします。

まず、この9年間におけるトップ3を得票数と共に表にすることにします。これを表を見て、この9年を前半と後半に分けると考察がしやすいと思いました。

前半は、前田敦子大島優子が交互にトップとなった4年間(2009~2012年)です。この4年は前田・大島時代と言えると思います。前田・前田アンチ時代とも見なせることは後で述べます。

後半は、指原莉乃がトップに4回、2位に1回なった5年(2013~2017年)です。この5年は指原時代と言えると思います。何故、指原・渡辺時代としなかったについては後で述べます。


この9年のトップ3に登場するメンバーは7人だけです。具体的にはこの既に触れた前田敦子大島優子指原莉乃に加えて、篠田麻里子柏木由紀渡辺麻友松井珠理奈です。このことから、トップ3だけに注目すると限られたメンバーが歴史を作ってきたことが分かります。

AKB村(AKB48グループのファンの集合体)では、第1回と第2回のAKB選抜総選挙において共通してトップ7入りしたメンバーを神7と呼びます。でも、AKB48グループの歴史という観点では、上記7人を神7と呼んだほうがいいかもしれません。


トップ3の移り変わりは緩やかです。連続した2年のトップ3に注目すると、2人以上が共通だからです。

これに対して今年と来年は共通する顔ぶれが多くても1人です。来年には今年の1位と2位(指原莉乃渡辺麻友)は出馬しないからです。したがって、今年までが一区切りになると見なせます。


上記7人の順位の推移をグラフに示します。このグラフを見ると後半の5年を指原・渡辺時代とせずに、指原時代とした意味あいが分かるかもしれません。渡辺麻友は2014年に1位になっているのですが、前年と翌年が3位であるので2014年には特異的な事象が起きてそれが彼女を1位にしたようにように見えるからです。

ちなみに2014年の速報では指原莉乃がトップであり、彼女の連覇は確実だと思われていました。同様なことは大島優子が1位となった2010年にも起きています。この年においては、速報、中間発表ともに前田敦子が1位であり、多くの人が彼女が最終的に1位になると予想していたようです。


次のグラフでは、指原莉乃が始めてトップになった2013年までの5年間を順位を10位までの範囲でプロットしました。プロットするメンバーとしては、上記の7人に神7の残り3人(高橋みなみ小嶋陽菜板野友美)を加えたものです。念のために記しておきますが、神7とはこの3人と前田敦子大島優子篠田麻里子渡辺麻友です。

2009年と2010年には神7がトップ7を占めました。2011年には柏木由紀が3位に入り、板野友美は8位になってトップ7を外れました。

柏木由紀渡辺麻友と同様に3期生です。最初の2年は渡辺麻友に較べると出遅れましたが、2011年以降は最後に出馬した2016年までトップ5にあり続けました。なお、彼女がトップ7入りをした2011年には、トップ8は神8と呼ばれていました。これは8位となった板野友美に敬意を表するためなのだろうと思います。

2011年に神8に続いて9位となった指原莉乃は、翌年(2012年)の4位を経て、翌々年(2013年)にトップになりました。彼女は神8を、早く卒業した前田敦子を除いて全員抜いています。なお、前田敦子がAKB選抜総選挙に参加したのは第3回(2011年)まででした。


9年間の前半を前田・大島時代でなく、前田・前田アンチ時代とも見なせるということを説明します。上記のように2010年は速報、中間発表ともに前田敦子が1位であり、多くの人は彼女が連覇すると思っていたようです。

予想に反して最終投票では、大島優子前田敦子を僅差(597票差)で上回りました。これは、前田敦子のアンチが大島優子に票を投じたためだとされています。

大島優子が前田アンチが担いだメンバーに留まらなかったのは、AKB48選抜総選挙2010におけるトップの特典においてセンターを務めた「ヘビーローテション」(2010年8月発売)が大ヒットしたためです。この曲のMVは、Youtubeにおける再生数においてAKB48のシングル曲のMVとして始めて1億回を超えました。

AKB48のシングル曲のMVの再生回数が1億を超えたのは、この曲と「恋するフォーチュンクッキー」(2013年8月発売)だけです。ちなみに「恋するフォーチュンクッキー」は、AKB48選抜総選挙2013におけるトップの特典において指原莉乃がセンターを務めた曲です。


2010年に起きたことを述べたので、2013年に起きたことも述べる必要があると思います。2010年の速報では指原莉乃(37582票)が渡辺麻友(25283票)に約13000票をつけてトップでした。このため、指原莉乃の前年に続く連覇は確実だと思われていました。

でも、それでは都合が悪い人達がいました。当時のAKB48劇場支配人であった湯浅氏と、AKB48選抜総選挙の中継を行うことが決まっていたフジテレビでした。

湯浅氏はAKB48の箱推し票を渡辺麻友に誘導するような発言をしています。彼としてはAKB48メンバーが1位になれないことは、自分の評価を下げることになると思ったのかもしれません。フジテレビは、順当に指原莉乃が順当に1位になると、盛り上がりにかける選挙戦になり、中継の視聴率が期待できないと考えたようです。このため、指原莉乃を邪道、渡辺麻友を王道と位置づけて、中継の宣伝を始めました。この2つのことによって流れは大きく変わりました。

AKB48選抜総選挙2014を制したのは渡辺麻友でした。しかしながら多くの人にはそれほどは印象に残っていないようです。その要因は、トップの特典においてセンターを務めた「心のプラカード」(2014年8月発売)がヒットしなかったことが大きいとされています。

この曲が、ヒットしなかった原因としては、この曲が良曲でないためだという意見があります。でも、JKT48ジャカルタインドネシア)によるカバー曲はインドネシアでは好評であったという話も聞きました。

他に考えられることは、彼女にはこれが最後のチャンスであるかもしれないという意識が、大島優子指原莉乃と比べて少なかったという可能性です。彼女はAKB48選抜総選挙で1位でなかったこれまでも何回かセンターとなっていました。そして、これからも同様であるという観測がありました。神7であったアドバンテージがある渡辺麻友に、研究生から正規メンバーに昇格した指原莉乃ほどの必死さがなかったとしても、仕方がないことだと思います。


最後に今年のトップ5の今までの得票の推移を表にします。

指原莉乃は、得票数の累計が100万票を超えています。彼女のファンは、もう十分にAKB48グループの財政に寄与していると思います。

彼女の得票は2014年を除いては、前年を超えています。指原陣営のFさんによると今年は太ヲタ票が減ったようですが、それを補うほどのライトファンが増えたのだろうと思います。それから、twitterへの書き込みを観察していたところ、速報3位であったことによって予想以上の援軍もあったことも分かりました。

とはいえ、今までの太ヲタの貢献は計り知れないものがあります。彼女のファンの一部は投票を依頼にする際にCDを配り、プロモーションに使っていると聞いたことがあります。AKB48選抜総選挙もファン獲得のために利用しているということです。このような発想のある陣営に他陣営が敵わなくても仕方がないことのように思います。


渡辺麻友の票は去年の175613票が最大です。今年はそれから26481票縁減り、1位になった2014年よりも少ないです。

AKB48グループでは年配のメンバーのファンは、より若いメンバーに推し変する傾向があります。この傾向はビジュアルがセールスポイントであるファンには大きいので、渡辺麻友が該当している可能性は少なくないと思います。


今年の3位から5位までの3人についても表に加えているので、来年のAKB48選抜総選挙について少しふれることにします。言うまでもないことですが、今年の3位と4位である松井珠理奈宮脇咲良が有望なのだろうと思います。

5位であった荻野由佳は、得票数の約75%が集中する前代未聞のあり方であり、それをもたらしたものが何であるかが判明していません。このため、予想のしようがありません。もし、今年以上の前代未聞がまた起きるのならば、彼女が1位になる可能性もあると思います。


ーー以上ーー