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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

指原莉乃がプロデューサーを務める女性アイドルユニット「=LOVE」(イコールラブ、愛称:イコラブ)について

指原莉乃がプロデューサーを務める女性アイドルユニット「=LOVE」(イコールラブ、愛称:イコラブ)のデビューが9月6日であることが公表され、これに向けて矢継ぎ早にものごとが動いています。表題曲(グループ名と同じ)とカップリングの2曲は指原莉乃によるものであり、彼女は作詞をしています。

一応説明しておくと、「=LOVE」は彼女をプロデューサーを迎えた代々木アニメーション学院(以下、代アニ)による声優アイドルプロジェクトです。12人のメンバーは、アイドル活動と並行して声優業も行うとのことです。

声優業については、今のところは声優志向が強い2人のメンバーが一度、モブキャラで1度出演しただけですが、活動はこれから徐々に増えてくるのだろうと思います。

指原莉乃が担当するのはアイドル業に関するの方です。アイドルにのみに興味がある人にとっては、彼女が理想とする女性アイドルグループを作るためのスポンサーが代アニだと考えてもほぼ間違えないと思います。


指原莉乃が提供した3曲はいずれもかなり評判が良いようです。表題曲についてはMVが公開されていますので、張っておきます。

この曲は、サビの部分における「きっと、君だ、君だ、君だ」という三連発がキャッチーです。なお、このフレーズは後には、「やっぱ、君だ、君だ、君だ」などと変化していきます。

年配の作詞家には思いつかないような、フレーズは他にもあります。でも、それを紹介すると切りがありませんので、ご興味がある方はMVを御覧ください。
以下、グループ名をイコラブ、曲名を「=LOVE」と記します。


表題曲を含めた3曲は、アイドルの王道的な曲だと評されています。これと共に、美少女を集めたイコラブ自身も同じく王道的であると評されています。

このことは、奇をてらう戦略をとる秋元康のあり方とは対照的です。アイドルオタクであり、アイドルファンが好むことを十分に理解している彼女は、職業的にアイドルをプロデューサーする秋元康と違って、奇をてらう必要がないということだと思います。


秋元康AKB48をプロデュースする際に、クラスで3番目にかわいい女の子を集めたとされています。このやり方はアイドルのプロデュースとしては異端のありかたです。それが長い間、日本におけるトップアイドルグループとしてあり続けたのは何故かと言うと、「AKB48選抜総選挙」があまりにも異端でために、多くの人の注目を得たからです。

彼のAKB48における中心メンバーの選び方も異端なやり方です。彼は、完成していないメンバーが成長をすることを眺めることをエンタメと位置づけ、タレント経験がない前田敦子を発足当初のAKB48の中心に据えました。

成長する姿を見せるということは、日本では受け入れやすいことだったかもありません。高校野球のように、まだ未成熟であるの年代の頑張りを尊いものと捉える土壌があるからです。しかしながら、高校野球の監督は部員の中でベストのメンバーをスターティングメンバーに選ぶと思います。これが恣意性が入る秋元康との大きな違いです。


これに対して指原莉乃は、グループに必要だという観点においてメンバーを選んでいます。結果として、半数が今まで何かのタレント活動をしていたメンバーとなりました。例えば、大谷映美里アキシブprojectのメンバーであった時期があったようです。また、諸橋沙夏は福島県をベースに高校生タレントであったようです。

若い男性ファン、特に女性アイドルを擬似恋愛の対象とする人の中には、以前の芸能活動がないとことを好む人が少なからず存在するようです。しかしながら、指原莉乃にとっては何も問題はありません。彼女の目的は疑似恋愛の対象を提供することではないからです


イコラブがお披露目になったのは、指原莉乃がチェアマンを務めた女性アイドルグループのお祭りTIF2017(『TOKYO IDOL FESTIVAL 2017)におけるステージでした(8月5日)。このステージの最後の曲として「=LOVE」が披露される前に、メンバーからデビューすることが発表されました。
mdpr.jp

レーベルは「SACRA MUSIC」(ソニー系)です。声優系のアーティストが所属しており、今年の4月に発足したそうです。以下のページを見れば、カップリング曲が「記憶のどこかで」と「スタート!」であることが分かります。
www.sonymusic.co.jp

ちなみに「=LOVE」の前に披露された曲は、メロンジュース(HKT48)、ガールズルール(乃木坂46)、大声ダイヤモンドAKB48)でした。盛り上げるだけでなく、直前の出演者であった欅坂46のファンが去ることを留める役割をしたようです。


表題曲を含む3曲は、8月16日深夜の「AKB48オールナイトニッポン」(ニッポン放送・深夜1時~)において公開されました。この日のパーソナリティーの一人が指原莉乃であったので、その機会を活用したとこ言うことになります。

なお、この放送はshowroomでも流れており、私はもこちらで3曲を聞くことになりました。このshowroomの全体の動画、および各曲に該当する部分がYoutubeに投稿されています。このことによって夜更かしをしたAKB48ファン以外にも、より多くの人の知ることになりました。


表題曲のMVは、上でふれたように8月18日の21時頃に公開されました。この告知と宣伝には、「ミュージックステーション」(テレビ朝日、金曜20時から)が一役を買いました。音楽業界のトピック(Mトピ・ニュースランキング)の6位として、「指原プロデュースアイドルMV解禁」が紹介されたからです。

この話題には1分弱の時間が割かれ、この番組で初公開の形になったMVが20秒ほど流れました。なお、この回には、指原莉乃HKT48の一員として出演していました。プロデューサーとしての彼女への若干の質問もありました。


MVはイコラブのメンバーが厳しいレッスンを経てデビューに至るまでの心的過程を表しています。彼女達が山中からたどり着く海がデビューを象徴しているのだと推測します。

MVは、メンバーが合宿中に、「=LOVE」の振り付けを担当する牧野アンナによって、この上もないように厳しく叱咤される場面が始まります。彼女の新人に対する指導は、鬼軍曹ともいわれる程に厳しいようです。

この場面は、実際のアイドルのことを知りもせずに、お遊戯だと侮っている人に見せたいところです。おそらく、その大部分の人が自分ならば逃げ出すと感じると推測するからです。


場面が変わると、ガールスカウト風の服を着たメンバーが、何故か山中に取り残されています。やがて、彼女たちは地図を頼りに主に川沿いに進み始めます。彼女達は助け合わざるをえない状況にも遭遇し、またキャンプにおいて楽しむことによって、団結心を培っていきます。

ついに、海にたどり着いた彼女たちは喜びに溢れます。そして、リュックを放り出して、波打ち際で牧野アンナに叩き込まれたフリで「=LOVE」を歌い始めます。靴を抜かないとことや、波の足元をとらわれて転びそうになるメンバーがいることはリアルです。


彼女たちが至った海岸には、ネットの情報によると、太田尻海岸(茨城県日立市)のようです。昭和の大合併の前においては、旧・日立市と旧・日高村の境あたりであり、日立市のイメージとはかけ離れた自然に溢れた地域のようです。ちなみにJR常磐線の駅を手がかりにして説明するならば、日立市の中心駅である日立駅と、その一つ北の液である小木津駅の中間あたりの海岸のようです。
https://twitter.com/HKT345/status/899161711764135936


MVが良かったことには、“動いているメンバー”を観ることができる他に、音質の良い曲を聞くことができることがあります。showroom由来のYoutube動画については音質に違和感を感じる人がいると思うからです。

カップリング曲については今のところはMVは公開されていません。でも、メンバーのshowrooom配信を観ると、メンバーがアカペラで歌うところに遭遇することがあります。こちらはなぜか、音質が良いです。

例えば、諸橋沙夏は8月23日の配信において歌っています。この際の彼女の歌はCD曲とは違ってテンボがゆっくりです。バラード的であり、味があります。具体的には、「=LOVE」は1:00:38頃から、「記憶のどこかで」は1:04:00頃から、「スタート!」は1:35:47くらいから披露をしています。

諸橋沙夏は野口衣織と共に、「記憶のどこかで」のWセンターを務めています。ちなみに、他の2曲のセンターは髙松瞳です。


“動いているメンバー”とわざわざ記したことは何故かと言うと、品質の極めていいメンバーの写真は、MV公開以前にでも十分に供給されていたからです。現在では更に増えたこれらの写真は、イコラブにアイドル好きの人たちを惹きつけるのに大いに役立っています。

これらの写真は、幕張で行われたリリイベ[8月13日]においてカメコ*1によって撮影されたものでした。この撮影は、指原莉乃がライブを観たい人と撮影をしたい人の区域を分けることによって、カメコに撮影しやすい環境を提供したことで促進されました。

このような環境を提供することは、180万人のフォロワーを有する指原莉乃twitterよって事前に広報されました。そして、写真を掲載したカメコのtweetの中で優れているものは、彼女によってリツイートされて拡散されました。さらに、指原Pのお気に入りにも加えられたものもありました。この効果は絶大であったようです。

このことはカメコの間でも周知になったようで、大阪で行われた8月18日のリリイベでは平日であったのにもかかわらず多くのカメコが集まったようです。このため、撮影エリアへのチケットを得ることができないカメコもいたようです(次回からは対処がされると推測します)。

指原莉乃twitterによるやり取りだけを通して、カメコとwin-winの関係を築いて、イコラブの広報に役立てました。この他にも、彼女がtwitterを介して行っていることはあるのですが、長くなりますので省略します。彼女のtwitterを見れば把握できると思うからです。
https://twitter.com/345__chan


指原莉乃のプロデューサーの功績には、イコラブのメンバーが容姿に優れているというイメージを定着させたこともあります。このことはイコラブの最初のお披露目から始まったイメージ戦略です。

彼女は、イコラブの最終オーディションの終了後の会見において、揃いの衣装を着用した合格者を登場させました。ミュージックステーションで流された動画では、控室において彼女がメンバーの髪型を指示している姿が映されています。また、以下の動画の17分15秒くらいからは、メンバーに化粧が施され、髪が整えられています。
https://www.youtube.com/watch?v=zXR_xhihDOQ

この会見の結果、イコラブは容姿のレベルが高いという定評が生まれました。このイメージはAKB48グループのイメージとは大きく違います。


AKB48グループのメンバーの容姿は、高くないというイメージが定着しています。これは、秋元康による「クラスで3番目にかわいい娘」の影響です。

このような秋元康のこだわりがもたらしたAKB48イメージは、競合者がいない時代には支障がありませんでした。しかしながら、握手市場において乃木坂46が現れると分が悪くなりました。

AKB48グループに最近加入するメンバーの容姿のレベルは、発足当初に較べると著しく高くなっています。しかしながら、「クラスで3番目にかわいい…」というイメージを払拭することは難しいようです。


坂道シリーズのAKB48系との大きな違いには、容姿についてのイメージの他に、専用劇場を有さないことがあります。このことにおいても、イコラブは坂道シリーズに似ています。

専用劇場は秋元康のノスタルジーにおいて高い価値を持っているようです。しかしながら、乃木坂46が実証したように必ずしもアイドルグループに必要がありません。


イコラブはAKB48系の指原莉乃HKT48)がプロデューサが務めているために、AKB48系に似ていると思われている人がいるようです、しかしながら、今までの記述を読んでいただければ、正反対のものあるとご理解いただけると思います。むしろ、イコラブは坂道シリーズ(乃木坂46、欅坂46)に近いと印象を持った方もいらっしゃると思います。


指原莉乃秋元康と違う方向性であることは、彼女の以下のtweetからも分かります。そして、このことはイコラブのファンからは大きな支持をえているようです。彼女としては、イコラブファンにおいて、DDの割合が多いことを願っている願っているように感じます。

競争はしてほしくない。握手券が売れなくたって、他の人より劣ってるところがあったって、一人一人が大事だし、一人一人にペースがあるとおもってるから。。 イコラブに入れてよかった!または応援してよかった!と思ってくれるように私も頑張る。私がHKTに、AKBに感謝しているように。

指原 莉乃 @345__chan 8月16日 3:44

メンバー間の切磋琢磨は必要です。しかしながら、無用に競わせる必要はありません。この2つを競争があることで同一視する人もいるようですが、ものごとの見方が極端でない人はには、大きな違いがあることが分かると推測します。


秋元康のプロモーションには、無用にメンバーを競い合わせるものがあります。さらに彼は、それに巻き込まれることを避けられないメンバーの姿をエンタメにもしています。

このプロモーションは、AKB48グループが上り坂の場合は競争は刺激になったのかもしれません。しかしながら、ピークを越えてからば、恣意的な競争がもたらしたファンへの悪影響が衰退の速度を早めているように見えます。

彼のプロモーションのやり方の結果、AKB48グループのファンは基本的に推しメンしか興味がない人の濃度が多く高くなったようです。該当する人の中には、推しメンのプラスになると考え、他のメンバーをdisることに躊躇ないことが稀でないようです。

指原莉乃は、最も成功しているが故に、最大の被害者になっていいます。その彼女が秋元康とは反対の方向性になることは、自然の成り行きのように思います。



ーー以上ーー

*1:以前は「カメラ小僧」と呼ばれていた人たちの発展形のようです。「カメラ小僧」という言葉には否定的なニュアンスも含まれていたので、「カメコ」という言葉が生まれたのかもしれません。いずれにせよ、私は「カメコ」という言葉は、イコラブについての情報によって初めて知ったものなので、あまり分かっていません。この記載は、私よりも理解していない人のための説明だと考えてください。