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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「=Love」(愛称:イコラブ)のセカンドシングル「僕らの制服クリスマス」(12月6日発売)のMVについての、制服クリスマスが遠い過去である年代による解説

アイドルグループ「=Love」(愛称:イコラブ)のセカンドシングル「僕らの制服クリスマス」(12月6日発売)のMVが公開されました(2017年11月6日)。

曲は、作詞が指原莉乃、作曲が加藤大和、編曲が湯浅篤です。デビューシングルと同じく、表題曲と共にカップリング曲も全て彼女によるプロデュースです。この他、振り付けは新垣寿子(&高良舞子?)のようです。


MV(監督:三石直和)の初めにおいては、若い女性が電話で先輩にクリスマスに会いたいと告白をしている音声が流れます。映像に映されたコートを着たその女性は、プレゼントを胸に抱えて待ち合わせ場所に急いでいるようです。

画面には「12色の恋が動き出す」という文字が浮き上がります。そして、筆記体において「=Love」、続いて「僕らの制服クリスマス」という文字が現れます。


「12色の恋」という言葉と「僕らの制服クリスマス」というタイトルから、MVのテーマは、クリスマスにおける恋であることが分かります。主人公は、「制服」というワードとコートの下に見え隠れする制服から、高校生か中学生だと推察されます。

MVの主人公を演じるメンバーは、曲においてセンターを務める髙松瞳です。彼女は現在は高校2年であり、主人公が先輩に電話をかけていることから、主人公が高校1、2年という設定が私にはしっくりいきます。

これに対して曲の視点は“僕”あり、女性はヒロインとなっています。“僕”が先輩という設定は、MV独自のものです。


「12色の恋」から分かるように、「=Love」は12人の女性アイドルグループです。より詳細には、指原莉乃をプロデューサーを迎えた代々木アニメーション学院による声優アイドルプロジェクトです。声優に興味がない人は、単なるアイドルグループと見なしても大きな支障はないと思います。

何故、「12の恋」であるかはMVの最後で分かります。以降、「=Love」をイコラブと称します。


「僕らの制服クリスマス」が学生、特に中高生を題材にしていることは、タイトルの他に歌詞からもよく分かります。最もよく現れているのは一番の最後ところです。「コンビニケーキ、冷めたチキン」という言葉が、中高生が実感として受け入れやすくしていると思います。

コンビニケーキ、冷めたチキン、完璧ではないけど、
これがきっと幸せ、僕らの制服クリスマス

でも、この歌詞は既に大人になったかつての中高生にも響くものがあるようです。何故か懐かしさを伴ってキュンとさせるものがあるようです。こんな恋を学生時代にしたいなぁと思った人は少なくないと想像します。

お金をかけたクリスマス経験した人にとっては、コンビニケーキと冷めたチキンによるクリスマスは、新鮮かもしれません。より高い年代には、より懐かしさをもたらしたかもしれません。若者のコミュニケーションの座をラインなどに譲りつつある電話によって、告白が行われているからです。


この歌詞のよいところは、若い恋の当事者だけでなく、大人の視線も紛れていることだと思います。このことが、多くの層に受け入れやすくしていると思います。このことがすんなりできている要因には、作詞者の指原莉乃がクリスマス少し前に25歳を迎える年代であることがあると思います。

それから、この曲には、王道的なものを感じさせる恋のクリスマスソングであることへの評価が高いようです。これは、彼女が直球勝負をすることにたじろがないことから実現したのだと思います。このことは、奇をてらうことをプロモーションの一部とし、作品にも用いる秋元康と対照的です。



大人の視線も紛れていることが分かり易く現れてているのが、歌詞の最後の部分だと思います。

大人になって今日この日を僕は思い出すだろう。
世界中でいちばん素敵な君とのクリスマス。
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今わかった幸せ、僕らの制服クリスマス。

「大人になって今日この日を僕は思い出すだろう。」といる視点は、若い恋の当事者のよりも大人のもののように感じます。現在のパートナーが学生時代とは違うことが稀ではない人たちです。

それに対して若い恋の当事者にとっては、現在のことが全てかもしれません。この幸せがずっと続けば良いと思う以上のことはないかもしれません。

若い恋の当事者の視点は、その確信を表す「今わかった幸せ、僕らの制服クリスマス。」に現れているように思います。そして、そのようにいい切れることを、大人は羨ましく、かつ尊いと感じるのだろうと思います。


MVを観ることによる「僕らの制服クリスマス」についての私の評価は、極めて高いです。初めに観た時には何故か涙が出てきました。それは、その時だけではありません。映像の力も有るのでしょうが、やはり曲の力が大きいのだと思います。

MVを含めた作品としては、才能がある人が大きな愛情を注いで、手を抜かずに作った際に何度かに一度生まれるレベルのように思いました。ただ、指原莉乃場合には、サードシングルにおいても同様なレベルを作ってしまうかもしれないので、この表現が妥当でなくなってしまう可能性もあります。


彼女は普通の意味で曲をプロデュースするだけでなく、メンバーへの歌のパート割をして、振り付けへのオーダーをしています。新垣寿子(振り付け)のtweet*1によると、そのオーダーは「さっしーPからマフラー使って超絶可愛くとのオーダー」であったようです。

私は、彼女はMVのプロットも作っていると思います。そうでなければ、このようなレベルのMVとなるわけがないと思います。


比較対象には、やはり秋元康になるのだろうと思います。私は、指原莉乃のあり方と較べると、彼にはどうしても、AKB48グループの曲に対する愛情の注ぎ方や、力の入れ方に不十分なものを感じてしまいます。

もちろん、AKB48グループ(AKB48SKE48NMB48HKT48、NGT48、STU48)と坂道シリーズ(乃木坂46欅坂46)のプロデュースを務めているのですから、十分な時間がないことは分かります。でも、発足から当初からのファンのほとんどは、こんなに増殖させることは願っていなかったと推察します。


パート割については、AKB48グループとイコラブとは方針がかなり違います。AKB48グループのあり方を当然のように考えている人にとっては、指原莉乃のあり方は斬新に見えるかもしれません。AKB48グループは序列に基づいているのに対して、イコラブはメンバーの資質に基づいているからです。

業界のあり方としては指原莉乃のやり方が常道だと思います。そして、秋元康のやり方は異端とされても不思議ではありません。

新曲のごとに選抜メンバーが変わるグループでは、表題曲においてメンバーの資質に基づくパート割ができないことは分かります。でも、そのような異端なあり方を選んだのは、彼自身です。


イコラブにおいても序列のようなものがあるのだろうと思います。ただ、それはAKB48におけるようなものとは違い、サッカーのフォーメーションに近いと思います。FWとDFに序列の違いがないことと同じです。違いは、FWが点を取る役目を担っており、注目と人気を得やすいようなことです。

とわいえ、「僕らの制服クリスマス」における(前から)3-4-5のフォーメーションにおけるフロントは、人気メンバーになっていることも事実です。これは、点を取ること(ファンをイコラブに引き寄せること)がフロントの役割だからです。具体的には、センターを務める髙松瞳の他は、大谷映美里齊藤なぎさです。

デビューシングルの表題曲「=Love」においては大谷映美里は2列目でしたが、フロントへ移動したようです。デビュー後に、ファンを引き寄せる力が最も強いことが判明したからだと思います(twitterフォロワー数と握手人気が1番)。ちなみに、人気においては、彼女に齊藤なぎさと髙松瞳が続きます。


歌のパート割はセンターである髙松瞳が最も多いですが、その後は人気順にはなっていないようです。キーとなるソロパートは、二列目のサイドに位置する野口衣織諸橋沙夏が担います。ちなみに、二列目の中央は佐々木舞香音嶋莉沙です。

野口衣織諸橋沙夏は、デビューシングルのカップリング曲「記憶のどこかで」においてダブルセンターを務めており、その評価は極めて良かったです。残念ながら、この曲のMVは作られていないので、この二人がそれほど注目されることはありませんでした。でも、その評価が「僕らの制服クリスマス」において重用されることにつながったのだと思います。

二人の中では、どちらかと言うと野口衣織のパートが多く、MVでの扱いも大きいです。このため、髙松瞳に続いて、彼女のソロに注目した人が少なくないようです。諸橋沙夏の良さについては、ステージおける披露を見れば分かると思います。

この二人の他にソロパートがあると確認できたのは、佐々木舞香山本杏奈です。佐々木舞香は美形担当であり、山本杏奈は声質から判断するとジョーカーなのだと思います。


3列目にもふれておきます。山本杏奈の他は瀧脇笙古佐竹のん乃、大場 花菜、齋藤樹愛羅だと思います。ロリ的人気ある最年少の齋藤樹愛羅は、少し大人びてきたようです。その他の3人は「=Love」のMVよりも格別に綺麗になったという印象を受けました。アイドルという心構えと、観られているという意識が十分に備わると、伸びるものだなぁと思いました。


タイトルにもあるように、このブログ記事は、制服クリスマスが遠い過去である年代による「僕らの制服クリスマス」の解説です。制服クリスマスの真っ只中の年代による解説としては、地頭江音々(HKT48)による優れたものがあることを紹介して、この記事を終えることに致します。

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