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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

「=Love」(愛称:イコラブ)という対照ができて特徴が分かりやすくなったAKB48グループ 

ものごとは、対照とするものがないとその本質は分かりにくいです。例えば、高校生までは生まれ育ったところの特徴が分かりにくいと思います。特に、高校まで住んでいる自治体の学校に通っている者にはその傾向強いと思います。

特徴が分かりだしてくるのは、高校を卒業して遠い場所に通勤/通学したり、引っ越してからではないかと思います。したがって、住んでいるところの特徴を語る高校生などは、大人の話や、インターネットやメディアからの情報を受け売りしている可能性があります。それから、映画などの登場人物の場合には、監督の理解していること代弁していることがあると思います。

最近の映像作品で感じたのは、アイドルグループNGT48(AKB48系)のセカンドシングル「世界はどこまで青空なのか?」のMVにおいて、メンバーが演じる山村の女生徒が「見なよ、この曇り空、日本海沿いから見る空って、いっつもこの空なんだよね、私たちは、ホントの空の色も知らないの。」と語るところでした。なお、太平洋側の住人である私は、いつも観ている空が日本海側の空と違う特色があるらしいことをこのMVにおいて始めて知りました。

実は私は、日本海側の県も含めて全ての都道府県を旅行しています。新潟県も色々な地域に行っています。それにもかかわらず違いが分からなかったのは、長い間滞在しないと分からない部類のことではないかと推察します。なお、女生徒が上記の発言をするロケ地であると推察される五泉市は、磐越西線で通過しただけで訪ねたことはありません。


さて、NGT48が属するAKB48グループのファンとメンバーなどの集合体は、AKB村と自虐的に呼ばれています。外部との交流が少ないために、特有な価値観/世界観とあり方を有する閉ざされた村に似ているということだと思います。

実際の村とは違ってAKB村の人口は多いです。全国に散らばっていますが、合わせれば10万人くらいは達すると推測します。AKB48としてCDを発売すればミリオンセラーとなるからです。

実際の村で最も人口が多いところは、読谷村沖縄県)のようです(4万人弱)。有名人では、Kiroroの二人の出身地です。ちなみに、二人は村にある県立高校の同級生だそうです(wikipeia情報)。


AKB48村の住人は、外部とは違うことは薄々知りながらも、それほどは違いを理解していないようです。実感として対照にできる存在が今まではなかったからです。

最近になり、格好の対照が現れました。HKT48AKB48グループ)の劇場支配人/メンバーがプロデュースにするアイドルグループ「=Love」(愛称:イコラブ)です。グループ名と同じデビューシングルを発売したのは、今年の9月6日です。

一応説明しておくと、イコラブは指原莉乃をプロデューサーに迎えた代々木アニメーション学院による声優アイドルプロジェクトです。イコラブの曲は全て指原莉乃が作詞とプロデュースをしています。イコラブメンバーは声優の勉強をしながら、声優活動を徐々に始めています。でも、声優に興味がない人は、単なるアイドルグループと見なしても大きな支障はないと思います。


AKB48グループには、今までも坂道シリーズ(乃木坂46欅坂46)という対照がありました。しかしながら、坂道シリーズのプロデューサーもAKB48グループと同じ秋元康です。そして、メンバー数が多いことと、彼の作り上げたものの恩恵に預かっていることは同じです。したがって、坂道シリーズを対照としても、極めて多くのことが分かるわけではないと思います。

これに対してイコラブは、AKB48グループとは大きく違います。まず、メンバーは12人であり、AKB48グループに比べるならば所帯はかなり小さいです。知名度は、AKB48グループに比べると圧倒的に少ないです。イコラブを説明するために、指原莉乃プロデュースと述べなくてはならないことはこのためです。

イコラブがより対照として妥当であるのは、ファンの何割かがAKB48系であることです。ちなみに、イコラブのファンの数ではAKB48系よりも坂道系が多いと思います。AKB48系のファンには、始めてAKB48グループの特殊性を実感として理解した人がいると思います。


AKB48グループとイコラブを較べて、それぞれが優っていることを記載すると次のようになると思います。

AKB48グループが優っていることは、知名度が高いこととメディアでの扱いが大きいことです。CDがほとんどのレコード屋で売られており、その入荷量が多いことはこの反映です。これについては、多くの説明を要さないと思います。

イコラブの優っているところは、まず、作品が優れてていることです。ここにおいて作品は、曲に振り付けとMVを加えたものとします。この記載について憤慨するAKB48グループのファンがいらっしゃるかもしれません。でも、以下の詳説を読めば、少なくても期待値はイコラブの方が高いことを納得していただけると思います。

もう一つは、メンバーの扱いが雑ではないことです。もちろん、給与などの待遇については、AKB48グループの方が少なくても平均では優っていると思います。


以下、イコラブの優っている2点についてAKB48グループと比較して説明します。

まず、作品としてです。最初に多くの人が知っているAKB48グループの作品から始めた方が分かりやすいと思います。

曲を作る際の3要素は、作詞、作曲、編曲です。この内、AKB48グループの曲で最も重要視されているのは作詞だと思います。これは、プロデューサーである秋元康が作詞家であることの反映だと思います。私は時々、AKB48グループの曲を聴いて、曲は彼の作った歌詞を運ぶメディアなのだと感じます。

AKB48グループにおいては、振り付けとMVの重要度は低いと思います(もちろん、多くの費用はかけていると思います)。このことには、秋元康が育った時代が関係しているかもしれません。その時代では、まず、歌う際の動きは、振り付けでななく歌フリでした。そして、MVは今ほどは重要視されていなかったと推測します。

AKB48グループにおいては、少なくてもかつては、MVの撮影現場が仮歌が届かないために待ち状態になることが稀ではなかったようです。これは、秋元康がギリギリにまで歌詞にこだわるためです。

最近では、注目されている監督にMVを依頼することが増えてきたようです。その場合には、監督を待たせるような失礼なことはないと思います。しかしながら、MVというよりは、その監督の映像作品にメンバーが出演しているような作品になることが少なくないようです。

例えば、曲がなかなか始まらない長いMVや、センターが誰だかわからないMVを見かけます。当然、前者はMVとしては向いておらず、ヘビーローテションされることは稀だと思います。

このようにリスクがあるのですが、注目の監督がMVを作るということにより注目されます(賞をとってくれれば大成功です)。作品の内容よりは、話題作りなどで注目を得てきたAKB48グループらしいともいえます。

MVにそのようなリスクがあっても構わないのは、AKB48ファンの多くは曲やMVはどうであれ、握手券などを得るためにCDを買うからです。ファンの中にはCDは握手券のオマケだと自虐する人もいるようです。その観点ならば、MVはさらなるオマケなのだと推測します。


これに対して、イコラブのプロデューサーである指原莉乃は、振り付けもMVも作品の重要な要素として捉えています。これは、まず、MVが当たり前のように重要視されているに時代に育ち、モーニング娘のヲタであることが関係していると思います。アイドルグループにダンスがほぼ必須になり、振り付けが重要視されるようになるのは、モーニング娘からだからです。

この他に、知名度が十分でないイコラブでは、曲とMVの力によって、知名度とファンを獲得する必要があることも関係していると思います。とはいえ、彼女の方針はイコラブの人気がより高くなっても変わらないと思います。


指原莉乃は編曲者に曲のアレンジについての要望を出すだけでなく、振り付けにもアイディアを出しています。さらに、MVのプロットも書いてるようです。

作品に関わるクリエータは、十分に力を発揮できるように依頼を受けていると思います。力が強いAKB48グループからの依頼のように無理に近い締切を押し付けられることはないと思うからです。AKB48の作品おいては、こだわりを持つ秋元康というボトルネックがあるために、クリエータにしわ寄せがいくことがありえますが、イコラブの作品では違うと思います。

指原莉乃は十分な愛情を注いでイコラブの曲を作っていると思います。時間も、秋元康と比べると5倍とは言わないまでも2~3倍かけていると推測します。

秋元康にはそれだけの余裕がありません。プロデュースするグループが多いからです。AKB48グループだけでも6グループ(AKB48SKE48NMB48HKT48、NGT48、STU48)あり、坂道シリーズ(乃木坂46欅坂46)を加えると8グループあります。最近では、他のグループもプロデュースしているようです。

現在は、彼の関心はAKB48グループから坂道シリーズに移っており、作品の質にも現れているようです。このことは、彼は否定していますが、AKB48グループのファンは実感しているようです。


今までのことでも、作品についての期待値はイコラブの方が高いことは理解していただけると思います。実は、その差をさらに広げているものがあります。それは、AKB48グループの曲はどんな16人で歌える曲になっていることです。これを良いことのように感じる人もいるかもしれません。でも、メンバーの特性を活かしていないということを意味しています。

指原莉乃はメンバーの特長を活かして曲のパート割りをしています。セカンドシングル「僕らの制服クリスマス」(12月6日発売)では、歌が上手い諸橋沙夏野口衣織を上手く活かしています。彼女たちはフロントメンバーではないのですが、サビにおいてソロパートを与えられているのです。その部分は印象的であり、MVでも見せ場になっています。

これに対してAKB48グループにおいては、パート割はほぼ序列にしたがって行われています。


AKB48グループの歌がどんな16人でも歌えることは、多数のメンバーがいることと相まってメンバーの扱いに影響していると思います。簡単に言うならば、代替可能であり、代替はいくらでもいるからです。

AKB48系のバラエティー番組におけるメンバー扱いがぞんざいであると感じることは以前からありました。でも、それはMCが芸人であるからだと思っていました。何故ならば、MCを指原莉乃が務めるHKT48冠番組では、そのように感じたことはなかったからです。

それでは、何故、今になって、AKB48グループメンバーの扱いがぞんざいだと思ったのは、イコラブメンバーがAKB48系番組で登山をするロケあり、予告からその内容を推測できたからです。具体的には、来週から3週にわたって『AKB48 ネ申テレビ』 (ファミリー劇場)で放送されるようです。

イコラブのメンバーは出演できることを喜んだと思います。イコラブはメディアへの露出が少ないからです。そして、番組が呼んでくれてたこともかなりの好意だと思います。イコラブはAKB48グループではないからです。なお、プロデューサーがAKB48グループの1位様であることも、企画が立てられるキッカケになったと思います。

そのロケにおいてイコラブメンバーは、冬が近くなった山に登ることになるようです。AKB48グループのメンバーには普通にさせていることなのかもしれませんが、無茶振りだと思います。

AKB48グループのメンバーに普通にさせても問題がないのは、やはり突き詰めると、メンバーに支障が起きても代替メンバーがいるのからだと思います。特に、選抜メンバーでなければ大きなマイナスにはならないと思います。

そのようなことを何故思ったのかというと、あるイベント(11月26日、キラリナ京王吉祥寺)を前にして、イコラブのセンターを務める髙松瞳がほとんど声が出ないことが起きからです。幸い、声の回復はイベントには間に合ったようです。

イコラブには歌えなくなると支障が起きるメンバーが少なくとも3人います。彼女と上述の2人(諸橋沙夏野口衣織)です。それから、イコラブのダンスは柔なものではないので、体調が良くないと厳しいです。もちろん、代替はいません。

ちなみに、指原莉乃はこの番組の企画で富士山に登っています。そのロケは、かなり過酷なものだったようです(2009年9月11、18日放送)。なお、この年には最初のAKB48選抜総選挙が行われ、彼女は27位でした。

現在では、AKB48グループは彼女にそのような無茶はされないと思います。AKB48グループにとって不可欠な存在になっただけでなく、タレントして成功したので、スケジュールに空きはないからです。


AKB48グループが優ることについては、前述したように、あえて詳述する必要がないと思います。AKB48知名度は高いですし、姉妹グループも48がつくだけでAKB48グループであることが分かります。

最近は、AKB48のメディアによる扱いは最盛期よりは少なくなっており、メディアの関心は坂道シリーズに移りつつあるようです。でも、その他に比べれば著しく多いです。

AKB48のCDを売っていないCDショップはないと思います。姉妹グループのCDも、大部分のCDショップで売っていると思います。例えどんなグループか把握していなくても、48がついていれば、なんとなく安心感なのだと推測します。

これに対して、イコラブの知名度は低いです。特に大人に対しては、指原莉乃がプロデュースしていると説明しないと分かってくれないことが多いと思います。

イコラブは、大人に比べると、中学生から大学生くらいの年代における知名度が高いようです。特に高校生くらいにおける関心は高いようです。しかしながら、東京などの都会と、地方とでは落差が多いのでないかと思います。

何故ならば、どんな地域でもイベント(握手会など)が成り立つほど、知名度は高くないからです。例えば、ミニライブ付きの握手会が行われるのは東京近郊、大阪、名古屋に限られています。さらに、その他のイベントは東京に限られています。

CDの供給は、AKB48グループに比べると驚くほど少ないです。販売しているCDショップは多くないですし、入荷する数も少ないです。デビューシングルの際には、発売(9月6日)の2日後に供給が十分でないことを公式twitterが謝罪しています(左)。

twitterの文面からも分かるように、amazonnでも一時、在庫切れがありました。また、このtweetへのレス(1つだけキャプチャに含めました)を見れば、どんなに欠品があったかを推察できます。

このような欠品の影響を大きく受けるのが、地方の中高生です。まず、地方では、実績のないプロデューサーが手がけた最初のアーティストのデビューシングルを扱うようなCDショップは少いです。そして、中高生においては、大人と違ってネットでCDを注文することが難しい場合があるからです。

店にはデビューシングルの際に客を取り逃がしたという反省があるでしょうから、セカンドシングル(12月6日)においては、この状況が改善されていると期待しました。でも、顕著には改善されていないようです。

twitterによると、発売前において注文できる枠を超える注文が既にあったために、注文ができなかった店があったり、そもそも該当CDを扱わない店があったようだからです。ネット通販においても、発売前に供給予定枠を超えてしまったところもありました。なお、amazonでは、今日(9月8日)の朝でも注文可能でした。

ちなみに、セカンドシングルのフラゲ日の売り上げは31,969枚であり、デビューシングルのフラゲ日の売り上げである11,077枚の3倍弱でした。そして、この売り上げはデビューシングルの総売上を既に超えています。供給量が十分であれば、今回は5万枚を超える可能性が高いです。

CD製造数はおそらく、8万枚に達してはいないと思います。このことは、AKB48グループのファンの一部には信じられないことかもしれません。

何故そう思うかというと、同日にセカンドシングルが発売されたNGT48ファンの中には、イコラブをライバル視していた人がいたからです。このことからも、AKB48グループに属することの恩恵を十分に理解していない人が少なくないことが分かります。

ちなみに、NGT48のセカンドシングルのフラゲの日の売り上げは、デビューシングルをやや下回ったものの12万枚を上回ってます(121,334枚)。


ーー以上ーー