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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

タイにおける「恋チュン」(BNK48版)の社会現象化(日刊スポーツによる報道/解釈)とオニギリ

日刊スポーツの報道(2018年3月20日)によって、BNK48によるタイ語版「恋するフォーチュンクッキー」(2017年12月20日発売)の公式MV(YouTube)[2017年11月18日公開]の再生回数が9000万回に達したことを知りました。
www.nikkansports.com

説明を加えると、BNK48バンコク(タイ)を拠点するAKB48の海外姉妹グループです。そして、セカンドシングルであるこの曲の正式名は「Koisuru Fortune Cookie คุกกี้เสี่ยงทาย 」です。

記事に記載がありますように、日本からはMVにアクセスできくなりました。観ていて楽しくなるようなMVですから残念です。
https://www.youtube.com/watch?v=mfqJyKm20Z4 (動画は見えませんが、再生回数は表示されます。)

私が最後にこの動画を観たのは2月23日であり、この際の再生回数は6604万回でした。この記事をキッカケにアクセスしてみると、9420万回(2018年3月24日)になっていました。以前よりも増加速度は減りましたが、回数自体は着実に増えているようです。

該当記事のタイトルは『BNK48の「恋チュン」がタイ国内で社会現象に』です。でも、スポーツ新聞の記事ですから、本当だろうかと思う人はいると思います。メディアの表現は大げさであることがありますし(例えば、プロレスラーの爆死)、記事で主張したいことのために都合の良い数字しか言及しない場合があります。

今回の記事の場合、タイはYouTuneの再生回数が多い国だと知られていることを言及したならば、本当にそうなのだろうかと疑念を抱く人は少なくなったと推測します。例えば、「プーサオ・カーロッ(ผู้สาวขาเลาะ)」(ラムヤイ・ハイトーンカム)のMV(2016年11月24日公開)の再生回数は現時点(2018年3月24日)で3億3500万回以上になったことへの言及です。
https://www.youtube.com/watch?v=xir5VPhlJ_M;movei:w300

「プーサオ・カーロッ(ผู้สาวขาเลาะ)」のMVの再生回数が1億回に達したのは、3ヶ月半弱後のようです。これに対してタイ語版「恋するフォーチュンクッキー」のMV公開は11月18日ですので、既に4ヶ月を経過しています。でも、だからといってこの曲を過小評価することは間違えです。CDデビューから1年が経っていないグループだからです。

タイ語版「恋するフォーチュンクッキー」のMVの再生回数の増加速度は、最初はそれほどは早くありませんでした。500回万回に達したのは12月23日であったようなので、公開(11月18日)から1ヶ月と5日を要しました。なおこの日は、CD発売の3日後に該当します。

最初の増加速度が今ほどでなかった原因には、知名度が今ほどではなかったことが含まれる可能性があります。このような場合、CDが発売されてイベントが行わえるようになってから火がつくことはありえます。速度が急激に増えたと推測される1月初めからの3ヶ月半の期間に限れば、再生回数の増加が1億回に近くなる可能性もあります。

増加速度が爆増したのが1月初めだと私が推測するのは、その頃から伊豆田莉奈BNK48)のインスタグラムのフォロワーが爆増したからです。実は私がタイ語版「恋するフォーチュンクッキー」のことを知ったのは、この爆増の結果を見つけようとした結果でした。

彼女のフォロワー数の11月はじめからの推移を、NGT48の3人(荻野由佳、中井りか加藤美南)と共にグラフにしました。比較対象がNGT48のこの3人であるのは、フォロワー数が50000から80000くらいのAKB48グループのメンバーで、伊豆田莉奈と比較ができるような大きな増加をしている者はこの3人くらいだからです。


残念ながら、伊豆田莉奈は日本では人気メンバーではありませんでした。例えば、去年のAKB48選抜総選挙(2017年6月17日開票)では100位までに入っていませんでした。なお、彼女のBNK48への移籍が発表されたのは4月でしたが、開票イベントの際にはまだ日本に留まっていました。

6月3日に始めたインスタグラムのフォロワー数の伸びは人気メンバーほどは芳しくなく、11月4日時点では15000に過ぎませんでした。この数は荻野由佳と中井りかの約40%に該当しました。しかしながら、現在はこの2人を上回っています。

この2人のフォロワー数の推移はほぼ線形です。したがって、伊豆田莉奈における推移の傾きが途中から増したことになります。この変化が起きたのは、グラフからは1月の始めのように読み取れます。

伊豆田莉奈における推移は自然に見えます。自然とは、加藤美南における推移と比較に基づいた見解です。とはいえ、NGT48のファンに聴けば納得いくような説明を得られるのかもしれません。
加藤美南の推移に近似曲線がないのは、EXCELの機能では上手く描けなかったからです。


話は変わって…、「恋するフォーチュンクッキー」のオリジナルは、作詞、作曲、編曲が、それぞれ、秋元康伊藤心太郎武藤星児がであり、振り付けはパパイヤ鈴木です。そして、センターは指原莉乃です。

指原莉乃はこの曲の始まりにおける特徴的なフリの際に、いつしか「オニギリ、オニギリ」と掛け声をするようになりました。彼女がいないメンバーの際におけるセンターも同様ですので、日本では定着しました。

パパイヤ鈴木によるこの部分の説明はリンゴを磨くように…だったそうです。したがって、この曲に関するクリエーターとして、指原莉乃(掛け声)も加える必要があるかもしれません。

日刊スポーツの記事に記載があるように、「オニギリ、オニギリ」は、タイ語版「恋するフォーチュンクッキー」でも踏襲されています。以下の動画では、ファンの大きな掛け声が聞こます。


さて、タイで食されている米のほとんどは、日本の米であるジャポニカ米とは違いインディカ米のようです。インディカ米は、パサパサるするのでオニギリを作るのには向いていないと思われます。調べたところ、冷めてしまうと美味しくなるようなので、この点においても向いていないようです。

実はこの記事を書き始めた頃には、この曲の掛け声のお陰でタイにおいてオニギリという言葉を聞く機会が増えた可能性がありえると思っていました。このため、ジャポニカ米の需要が増えた功績によって、お米に関する団体が指原莉乃に何とか賞を与えてくれる未来があるかもしれません…、という妄想を披露してこの記事を終えるつもりでした。

しかしながら調べてみると(下記述の文献を参照)、オニギリは既にタイに進出したセブンイレブンでコンビニで売られているようです。また、タイではドラえもんのような日本のアニメが人気ですから、それを通じてかなりの人が知っているのかもしれません。そのようなことを知ってしまうと、私の妄想は萎んでしまいました。

ということで、次に近所のセブンイレブンにいく際にオニギリを買うことに決めて、このブログ記事を終えることにします。

【追記】
Kuma Y Toryさんからtwitterにおいて「AKBなどが出演しているJAPAN EXPOは下記ビル前広場で開催。現地で寿司、鍋、牛丼はありますが、おにぎりは見たことないですねえ(^^;)」というご指摘をいただきました。
https://twitter.com/tory_kuma/status/977735856332062720


【当ブログにおける関連記事】
natuka-shinobu.hatenablog.com



【参考にした文献】
日本型コンビニエンスストア途上国展開と貧困削減 - ジェトロ・アジア経済研究所」の第四章における「タイにおけるコンビニエンス・ストアの現地化と「文脈化」(関根久雄) [
http://www.ide.go.jp/library/Japanese/Publish/Download/Report/2016/pdf/C35_ch04.pdf

ーー以上ーー