はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

女性アイドルグループ(愛称:イコラブ)の4thシングル『Want you!Want you!』(2018年10月17日発売)c/w曲『今、この船に乗れ!』のMVが好評のようです

女性アイドルグループ(以降、イコラブ)の4thシングル『Want you!Want you!』(2018年10月17日発売)c/w曲『今、この船に乗れ!』のMVが2018年10月13日に公開されました。好評であり、c/w曲MVとしては順調に再生回数を得ているようです。

この作品の担当は、作詞:指原莉乃、作詞:加藤肇、編曲:河田貴央、MV監督:福居英晃、振り付け:本村碧唯HKT48)、衣装&メイク:オサレカンパニーです。全体としてのプロデュースは、イコラブのプロデューサーである指原莉乃がしています。

MVの再生回数は、公開の36時間後になる15日朝には10万回に達していたと思います。このペースは、評判が良かった3rdシングルc/w曲『部活中に目が合うなって思ってたんだ』と『樹愛羅、助けに来たぞ』よりも速いと思います。なお、3rdシングルc/w曲MVが好評であったことは、MV監督を務めたZUMIが4thシングル表題曲のMV監督をしていることからかも分かります。


『今、この船に乗れ!』のMVは、3rdシングルc/w曲MVと同様にCDには載っていません。前回同様にレコード会社であるSACRA MUSICソニー系)がCD付属MVへの予算を渋っためだと思います。3rdシングルc/w曲MVは、指原莉乃Youtube宣伝用にお願いしたものであり、『今、この船に乗れ!』MVも同様だと推測します。

3rdシングルc/w曲MVが低予算にもかかわらず評判が良いのは、それを逆手に取ったからです。CD付属MVではレコード会社の面子を立てる必要がありますが、その必要がなければファンが望むことを最優先にできるからです。

この辺は、指原莉乃と親交がある福田雄一が、制約が少ない深夜ドラマにおいてドラマ愛好者が喜ぶ作品を作ったことと似ています。なお、彼は深夜ドラマをキッカケに評価を上げて、大ヒット映画の監督になっています。


この2つのMVでは、基本的にメンバー1人づつのリップシーンから構成されており、それが歌割りにあわせて次々に映し出されていました。メンバー映像がほぼ均等量なので、大部分のファンには嬉しいようです。

2つのMVの違いは、『樹愛羅、助けに来たぞ』MVでは、戦隊モノ的な脚色が施されていることです。その脚色はあえてチープにされています。このMVでは、メンバーの名前を記載している部分もありますので、あまりイコラブをご存じない方にとって、メンバーを覚えるために有用のようです。


『今、この船に乗れ!』MVは、船内を模した場所において、2~3人のメンバーが歌割りに合わせて次々に前に出てくるワンカットMVです。出番のメンバーの後ろには、次の出番を待つメンバーが控えています。

カメラは、メンバーのほとんど全員を捉えています。それは固定のようにも見えますが、実は画面上に全メンバーがより効果的に映るように、ズームが適時に緩やかに変わります。

このMVについて指原莉乃twitterで、「映像関係を全てやってくれてる三池氏アイデアで!これは目が足りない!」と述べています。「目が足りない」とは、一つの視点だけでは、自由度が高いメンバーの動作を全て把握できないからです。この結果、何度も観ることになって、ハマってしまう人もいるようです。
https://twitter.com/345__chan/status/1051074733456801797


MVは以下の記述のように、何度も繰り返して観ても疲れにくいです。そして、若い女性を主なターゲットに据えている表題曲に比べると、男女を問わずに広い層に向けたものになっています(「イコラブに関心がある人のためのオマケ」に関連記載)。

疲れにくいのは、まず、メンバーの可愛さがきらびやかに炸裂している表題曲MVとは違って、動きが少し目まぐるしいものの、落ち着いてみることができるからです。次に、衣装が白と紺を基本にして赤をアクセントにしており、ベーシックな色彩が目に優しいです(あとで詳述)。最後に、曲調とその構成が比較的にオーソドックスであるので、年代が高い人でも戸惑わずに観ることができます。

とはいえ、編曲は指原莉乃の希望を大きく反映したものだと思います。特に、間奏は彼女好みに仕上がっていると思います。これはとりわけ、腕相撲(齋藤樹愛羅vs野口衣織)の場面に現れていると思います(ファンには、ご覧になることをオススメします)。


撮影は何回か行われているようですが、前述のようにワンカットであり、編集されていません。MVに選ばれた版における腕相撲では、齋藤樹愛羅が勝っています。なお、勝負はガチで行われたようです。

MVではメンバーに、歌割りに関わる出番の順番などは指定したはずです。でも、用意されたアイテム(デッキブラシ、シャボン玉、望遠鏡、双眼鏡、でかい浮き輪、ランプ…)を使った動作などは、各自に任されていたようです。

このような自由度も相まって、MVにはワチャワチャ感が現れています。このことを、専門家きどりで批判する人も見かけますが、ファンにはメンバーの仲の良さが分かって嬉しいようです。

もちろん、自由度があるために、ハプニングも起きやすいです。私が把握できていることは、大谷映美里が、出番の一つ前に出てしまうことが1度あることです。でも、この間違えは、普段ではグイグイと前に出ることは無縁な彼女としては意外であるので、ほとんどのファンは微笑ましく感じるようです。

彼女は何もないように上手く振る舞っていますので、普通ならばほとんどの人が気づかなかったかもしれません。でも、出番の一人である野口衣織が気づいて、イケメン的に笑ってしまっています。このために何かがあると勘付き、再び、今度は注意深く観て、発見に至る人もいるようです。

このようなことをMVを何度も観る事によって発見することは、ファンには嬉しいことのようです。それが、更にMVを観ることにつながっているようです。


メンバーが着用している水兵の服を模した衣装は、評判が良いようです。出来栄えがよいので、お金がかかっているように勘違いしている人もいるようですが、少ない予算の中で工夫して創り上げたものだと思います。

水兵風のトップスは、よく見るとオフホワイトの長袖ニットのトップスに、セーラー襟と袖をつけたものであることが分かります。そして、ボトムスは赤いベルトが付いた紺のミニスカート(裾に白いライン)です。最後に足元は、ベルトと同じ赤の靴下とコンバースと思われるスニーカーです。

唯一、少しだけお金をかけているとすれば、帽子かもしれません(そう思うのは私が帽子に詳しくないためで、実際は低予算かもしれません)。巻かれているリボンは、「=LOVE」をモチーフにしており、「=」はラインなっているようです。なお、帽子は紺と白の2種類ですが、どのような観点でメンバーに割り振ったのかは、今のところは分かりません。


MVの冒頭にある「長所しか見つからないじゃん、料理長のスペシャルカレー、インスタ映えピンクの船さ、分かんないの?センスないね。」と私には聴こえる歌詞には、大きな浮き輪の中に、メンバーが3人づつ3組、そして最後に2人、顔を出す場面に該当します。ここでは便宜的に、第1組、第2組、第3組、最終組と称します。

第1組は、大場花菜、髙松瞳、山本杏奈です(左から右)。山本杏奈によると曲は、髙松瞳と彼女のダブルセンターということです。なお、私にはメインはどちらかというと髙松瞳のように見えます。加えて大場花菜はこの曲少しですがソロパートがありますので、第1組は、『今、この船に乗れ!』において脚光を浴びているメンバーだと思います。

第2組は佐竹のん乃瀧脇笙古諸橋沙夏、第3組は音嶋莉沙大谷映美里野口衣織です。最終組は齋藤樹愛羅齊藤なぎさであり、顔を出すことによって浮き輪を支えていたことが判明します。

上記の歌詞は、5人のメンバーに宛てたものです。料理長はTIF2018において開催された「クックアイドルNo.1決定戦」(Cookpad)で、「疲労回復キーマカレー丼」という考案レシピで優勝した瀧脇笙古です(第2組)。大谷映美里音嶋莉沙は、イコラブでインスタをしてるメンバーです(第3組)。齋藤樹愛羅齊藤なぎさは、年少組の中学生コンビであり、ピンクが大好きです(最終組)。

これだけでも分かるように歌詞には、メンバーをよく知っている指原莉乃だから組み込める内容がたくさん含まれまれています。言葉が巧みである彼女の特徴は、歌詞においても同様に現れており、言葉の中の情報量が多いことも彼女のトークと同様です。

歌詞全体からは、デビューシングル発売(2017年9月6日)から1年を経たイコラブが、新たな段階に旅立とうとしていることを感じます。例えば、「ここから先はきっと荒波さ。でも不思議、胸は何故、高鳴るんだ」です。そして、「今はこの船に身を任せるんだ。ねぇ、僕は君を後悔させない」は、彼女のメンバーへのメッセージだと思います。

この曲の歌詞は、最初の1年間は東京湾のグルーズに運航を限定していたイコラブ号が、2年目になって外海に初めて出ることを表していると考えれば、分かりやすいです。なお、9月からイコラブの活動範囲には、関東、関西、愛知の他に、福岡も加わったようです。10月14日に天神コア屋上で行ったライブ付きイベントは盛況だったようです。


『Want you!Want you!』のカップリング曲には「アイカツハッピーエンド」もあることに一応触れておきます。イコラブの曲は3rdまでは全て指原莉乃が作詞してきたのですが、この曲では作詞、作曲、編曲がHoneyWorksになっています。

これには、代アニの宣伝的アニメの様相もある「走り続けてよかったって。 」(原作&音楽:HoneyWorks)においてヒロインのCVを野口衣織が務めていることが関係していると思います。この曲はエンディングテーマになっているからです。


『今、この船に乗れ!』のMVは、『アイカツハッピーエンド』のMVの5日後に公開されていますが、その二日目には追いつき、10月25日頃にはダブルスコアで上回りそうです。これには、『アイカツハッピーエンド』MVが2次元であるためにメンバーが出演していないことの他に、歌詞にも起因していると思います。

アイカツハッピーエンド』の歌詞は、当然のことながらイコラブに宛てたものではありません。それから、この曲だけで判断するならば、HoneyWorksは、つんく♂のように作詞よりも作曲に優れているのかもしれません。下に示す幾つかの言葉を聴き逃した際には、爽やかな曲だと感じるからです。

歌詞の趣旨は、若者が新しいことに挑戦することを奨励/応援することだと思います。でも、リミットを超えるような頑張りや蛮勇を奨励しているようにも感じます(個人的見解です)。これは、「生命削って」や、少し好戦的な「愛が勝つ、夢が勝つんだ」という言葉が組み込まれているからです。しかしながら、過労死やブラック企業を実感することがない年代の感じ方は違うのかもしれません。

このようなことに基づいて考えるならば、少なくともしばらくはイコラブ曲の作詞は、よほどのことがない限り、指原莉乃に任した方が良いと考えます。“少なくともしばらくは”というのは、現在は持ち歌が12曲しかない状況だからです。

イコラブの曲の曲調は様々であり、表題曲のだけを見ても振れ幅が大きいです。例えば、ダークな雰囲気も漂う3rdシングル表題曲『手遅れcaution』しか知らない人が、華やかなガールズポップである『Want you! Want you!』を聴いたのならば驚くと思います。それにもかかわらず、イコラブというアイデンティティを感じるのは、どの曲の歌詞にも彼女の良さが現れているからだと思います。


さて、4thシングル『Want you!Want you!』の初日売上は、約7万枚[69,385枚]でした(2位)。この枚数は3rdシングルの52,930枚の1.31倍です。また、3rdシングルにおける第2週までの累計[65,872枚]よりも多いです。

このように、2年目の初めての航海(4thシングル)の始まりは順調のようです。これからも順調なことを祈念して、今回のブログ記事の本編を終わらせ、2つのオマケ的記載につなげることにします。


【イコラブに関心がある人のためのオマケ】

以前の記事において、24組の女性グループの各々をXとして、JOYSOUNDのXのページにおける「Xを歌う人の傾向」をデータとして、横軸を若者(10代、20代)の割合、縦軸を女性の割合とする散布図を作りました。

natuka-shinobu.hatenablog.com

この24組の中では、イコラブは女性の割合が高く(68.0%、5番目)、若者の割合が高い(74.0%、6番目)です。 

この散布図において『Want you! Want you!』と『今、この船に乗れ!』がどの辺りに位置するのかを推測して、プロットました(それぞれ、赤いハートとピンクの船)。もちろん、人によってかなり推測位置が違うと思います。

『Want you! Want you!』は若い女性を主なターゲットに据えているので、女性の割合も若者の割合も「イコラブ」よりも高いとしました。推測位置は具体的には、女性の割合は“ふわふわ”と風男塾と同じ程度です。そして、若者の割合はこの2グループ寄りは低いけれど、“わーすた”よりは高く、SUPER☆GiRLSと同じくらいです。

『今、この船に乗れ!』の場合は、女性の割合も若者の割合も「イコラブ」よりも低いと推測します。このことは、『Want you! Want you!』が響かなかった年配の男性を救済するために役立っているからです。推測位置は具体的には、ももクロと“まねきケチャ”を結ぶ直線上にあり、“まねきケチャ”に近いです。

次のオマケでふれますので記しておきますと、この推測位置は女性の割合も若者の割合も「イコラブ」よりも低いとはいえ、48系グループ(オレンジの背景)のどれよりも高いです。


【イコラブに関心が薄い人の一部に役立つかもしれないオマケ】

『今、この船に乗れ!』をそのタイトルから、STU48の曲だと思い込んだ人がいるようです。それだけなら良いのですが、STU48に来るはずの曲だと思ったり、中にはタイトルに船が入っていることからSTU48とパクリだと主張する人も見かけました。

パクリと主張することは、大きさが決まった1つのパイを奪い合っているという意識が強い48系ファンにはありがちなことかもしれません。でも、イコラブは48系ではありませんので、そのパイには関係がありません。

STU48に来るはずだと考える人は、イコラブの曲は秋元康が作詞していると勘違いしているのかもしれません。その人達が歌詞にはあまり関心がないならば説明しても無為かもしれませんが、イコラブの曲の歌詞は還暦の男性が書けるような部類のものではありません。このことは、上記の散布図においてイコラブの位置とSTU48の位置がかなり離れていることに現れています。

(以下は、イコラブには全く関係ないことですので、「オマケのオマケ」に該当します。)
STU48の出航する際には、瀬戸内7県*1の知事や偉い人だけでなく県民が誇りに思うような曲が望まれると思います。調べたところ7県の知事は全て男性であり、平均年齢を算出したところ57.86歳です。そうすると、年齢が近い秋元康が適任だと思います。また、MVは十分な費用をかけて作製され、該当地域の風景が織り込まれたものになると推測します。

これらのことから推測すると、その曲は年配男性にも響くようなものになる可能性が高いと推測します。このために散布図においては、STU48の位置よりも、更に左下となる可能性があると思います。


ーー以上ーー

*1:STU48の定義では、広島、山口、岡山、香川、愛媛、徳島、兵庫[wikipeidaでの記載順]