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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

紅白での大島優子の卒業発表によって共に被害を受けた北島三郎と「恋するフォーチュンクッキー」が今年の紅白歌合戦に登場する件

今年の紅白歌合戦には、北島三郎さんが出場するようです(以下、人物への敬称は略)。彼は紅白歌合戦勇退しましたが、平成の最後の紅白歌合戦なので出演することになったようです。

彼は持ち歌の他に、現在は弟子が結成しているユニットである北島兄弟(北山たけし大江裕)に加わって「ブラザー」(北島兄弟)を歌うそうです。

私は大江裕については、「有吉反省会」(日本テレビ)にたまに出演しているので知っています。でも、本業の姿はしっかりとは観たことはありませんので、「紅白歌合戦」は初めての機会になるかもしれません。なお、「有吉反省会」には、北島三郎もVTRで出演したこともあります。


有吉反省会」に見届人の1人として出演している指原莉乃(2回に1回くらいの出演)も、紅白歌合戦にAKB4グループの一員として出演します(所属はHKT48)。披露する曲は、彼女がセンターを務める「恋するフォーチュンクッキー」(2013年8月発売)です。

言うまでもありませんがこの曲は、大ヒット曲であり、多くの自治体、企業、学校によってMVが作られました。現時点(2018年12月25日の夜)における公式MVの総再生回数は1億6062万回を超えており、日本の女性アイドルグループの曲では最も多いです。

なお、2番目は、大島優子がセンターを務めた「ヘビーローテション」(AKB48、2010年8月発売)のMVの1億4674万回です。


披露曲が「恋するフォーチュンクッキー」に決まったことは、2つの要因があると思います。

一つ目の要因は、平成が終わる4月の末にHKT48を卒業することを、彼女が先日に発表したことです。このことによって、紅白歌合戦において彼女がこの曲のセンターを務める機会が来年からはなくなるからです。もちろん、AKB48が今年に発売したCDの全てが100万枚以上売れても、曲はヒットしていないことも関係しています。

もう一つの要因は、タイにおいて、姉妹グループであるBNK48(拠点:バンコク)によるカバー曲が大ヒットしたことです。タイの王女がこの曲を歌い踊った動画もyoutubeにあります。

指原莉乃が考案した冒頭における掛け声「おにぎり~、おにぎり」は、タイでも踏襲されています。彼女自身は10月に一泊二日でバンコクでのBKN48のイベントに出演しており、その際にはBNK48のメンバーとこの曲を一緒に披露しました。


さて、(表題にあります)北島三郎大島優子の卒業発表で被害を受けたというのはどういうことかと言うと、北島三郎紅白歌合戦勇退することで彼に注目が集まるはずであった2013年の紅白歌合戦において、大島優子(当時はAKB48)が卒業発表をしたからです。このため、北島三郎勇退は予想よりは注目を浴びなかったようです。

彼女が卒業発表を紅白歌合戦で行ったことは、AKB48グループにおいて卒業発表が何よりも優先される風潮がもたらしたと推測します。彼女は善良な人だと思いますし、悪気はなかったと思います。不幸だったことは、彼女にはAKB48グループとその外を区別できなかったことです。

AKB48選抜総選挙の発表イベントでは、1位になったメンバーが最も注目されることが望ましいと、世の中の人は推測していると思います。そのためには、有名メンバーは卒業発表を避けるべきだと私は思います。本来の趣旨への注目が薄くなるからです。

しかしながら、指原莉乃AKB48選抜総選挙で1位になった4回(2013年、2015~2017年)の内で3回も彼女の先輩が卒業発表をしています。彼女たちにも何も悪気はなかったと思います。事実、ほとんどのファンは何も問題にしませんでした。

2013年は篠田麻里子、2016年は小嶋陽菜(事前のリーク報道あったので極めて大きい報道はされず)、2017年は渡辺麻友が卒業発表を行いました。なお、2017年には須藤凜々花NMB48)の結婚発表がありましたので、渡辺麻友の卒業発表も霞んでしまいました。なお、卒業発表を控えなくても構わないならば結婚発表も同様だと、須藤凜々花が思ったのかは定かではありません。

こういうふうに書いてしまうと、いわゆる神7は指原莉乃にマイナスしかもたらさなかったという印象を持つ人がいるかもしれないですが、彼女が成功した要因の一つは神7から得たものが最も多かったメンバーだということがあると思います。例えば、小嶋陽菜板野友美がいなかったならば、「タレント別ファッション人気ランキング」(アイエント発表)で17位になることなどはならなかったと思います。
https://www.fashionsnap.com/article/2018-12-22/satomi-korecow/


北島三郎大島優子の卒業発表の被害者であることは多くの人が今も記憶に残っていると思いますが、「恋するフォーチュンクッキー」が被害者であることはすぐには分からないと思います。でも、2013年のレコード大賞受賞曲が大ヒットした「恋するフォーチュンクッキー」でなく、「EXILE PRIDE 〜こんな世界を愛するため〜」(EXILE)であったことを記せば、思い出した人もいるかもしれません。現在、この年のレコード大賞受賞曲であったEXILE曲を覚えている人は、ファン以外にはあまりいないと思います。

中継番組(TBS)の女性司会者に上戸彩に決まった際には、彼女の夫が2013年にEXILE勇退したHIROであることを知っている人の中には、まさかTBSはそんなに愚かではないと思った人がいたと推測します。しかしながら、そのTBSへの信頼は裏切られることになりました。

12月30日の夜の番組においてレコード大賞曲が発表されると、レコード大賞/TBS/EXILEに対する批判が起きました。反対に、恋するフォーチュンクッキー/AKB48/指原莉乃には同情が起きました。AKB48にはアンチがいることを忘れさせるほど、世の中はAKB48寄りになりました。

しかしながら、そのようなAKB48への好意的な雰囲気は、ほぼ1日しか続きませんでした。大晦日紅白歌合戦大島優子が卒業発表したことによって、こんなAKB48ならばレコード大賞をとれなくても仕方がないという雰囲気になったのです。

指原莉乃は大人の事情と先輩が関係することなので仕方がないと割り切ったと推測します。でも、「恋するフォーチュンクッキー」を好きだった人には残念な記憶として残っていると思います。

そういう意味では、今年の紅白歌合戦は、「恋するフォーチュンクッキー」にとって本来は得るはずであった名誉を得ることができる舞台とも見なせると思います。なお、2013年の紅白歌合戦では、「恋するフォーチュンクッキー」、大島優子の卒業発表、「ヘビーローテション」の順でした。


北島ファミリーのファンは、AKB48の披露曲が「恋するフォーチュンクッキー」となり、その披露がBNK48と共演となる大掛かりなものになることに懸念を感じたかもしれません。大島優子の卒業発表があった年の大ヒット曲だからです。

でも、その懸念は杞憂です。紅白で卒業発表をした時点の大島優子は世の中を知らなかったのに対して、バラエティータレントとして活躍している指原莉乃は知っているからです。さらに指原莉乃は、HKT48の劇場支配人だけでなく、様々なテレビ番組でMCを務めているので、ものごとをメタなレベルで見ることにも長けています。


当時の大島優子AKB48以外の仕事(以下、外仕事)のほとんどは、そのほとんどがAKB48運営(=AKS)がもたらしたものだったと思います。そして、彼女は紅白での卒業発表を秋元康が容認したので、世間的にも許容されるものだと判断したと推測します。

これに対して、現在の指原莉乃の外仕事(主にテレビ番組出演)のほどんどは、タレントとしての彼女を評価した結果のオファーを所属する太田プロを介して得たものです(大島優子AKB48太田プロの両方で彼女の先輩)。

彼女のタレント活動は好調です。番組出演が特に多い来年の元日には、早朝から日が変わる頃までに、4つの番組に出演します。その内の3番組において、彼女はMCを務めます。

彼女は芸能界の様々な年上の芸能人と仕事をしています。例えば、松本人志後藤輝基東野幸治、ヒロミ、今田耕司有吉弘行土田晃之中居正広などです。このような経験を通して、彼女は様々な考えや価値観があることを知っています。このため、秋元康の考えには妥当なところと、そうでないところがあることが分かっているので、仮に彼が示唆したとしても、自分の倫理から外れることはしない思います。


秋元康からの独立性は、彼女がプロデュースする女性アイドルグループ=LOVE(以下では、イコラブ)の方針にも現れています。イコラブは、AKB48グループの良いところを参考にすると同時に反面教師としています。

イコラブのことをご存じない方のだめに若干の説明をすると、イコラブの最新曲(4th)シングルは、実数に近いビルボードの売上チャートを参照すると、第10週までの累計売上が12万8千枚を超えました。テレビ出演がないグループとしては大したものです。この曲はオリコンの年間ランキングでは65位に入り、最大売上CDの売上で国内女性アイドルグループを評価すると10番目になります。イコラブよりも上のグループは、48系と46系を除くと、モーニング娘だけです。

イコラブ運営が選抜制につながる二期生募集をもちかけられた際に、彼女は姉妹グループ作ることを対案にして回避しました。AKB48グループは多数のメンバーを擁して選抜制を取っていますが、それがメンバーにもたらすマイナスを十分に理解しているからです。また、選抜総選挙を導入しないことも明言しています。

彼女はAKB48の選抜制と選抜総選挙が、AKB48グループのファンにおいて、推しメンのために他のメンバーをdisることを助長していることも理解しています。なお、最も被害を受けているのは最も成功してる彼女です。


最後になりましたが、今年の紅白歌合戦においては、北島三郎にも、「恋するフォーチュンクッキー」にも期待していることを記して、このブログ記事を終わりにいたします。


ーー以上ーー