はてなDiaryから移行してみました。
記事一覧

人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

グループ全員が同期であり、選抜制でない幸せ ~~佐々木舞香(イコラブ、正式名は=LOVE)の復帰に際して~~

去年の12月9日にイコラブ(正式名は=LOVE)の佐々木舞香が4ヶ月半ぶりに復帰しました。なお、彼女の活動休止の公式発表は8月2日でしたが、7月25日に生放送されたイコラブの番組(FRESH)から休んでいました。


ファンがすごく心配したことは当然のことです。より心配させたのは、活動休止の具体的理由が説明されなかったためです。活動休止を知らせるイコラブ公式サイトにおける以下の文章でも、「このたび=LOVEの活動を本日よりしばらくの間休止し、療養に専念することと致しました」という情報量がない説明だけでした。
http://equal-love.jp/news/detail/856

このため、様々な憶測が飛び交いました。その中には、握手会におけるファンの心無い言葉のために、メンタル的に傷ついたというものもありました。

説明がなかった理由は、彼女によるshowroom配信(2018年12月30日)や、BUBKA3月号のインタビュー記事によって、なんとなく推察できました。病気でも怪我でもなかったので、かえって説明が難しかったのだと思います。

彼女の活動休止に関しては以下のブログ記事を書いていますので、ご興味とお時間がある方は御覧ください。
http://natuka-shinobu.hatenablog.com/entry/2019/02/06/130228


悲観的な人は、彼女の復帰を絶望視していたようです。でも、その大部分は、アイドルグループとしてはAKB48グループや坂道シリーズしか知らない人だと、私は推測しています。坂道シリーズについてはよく知りませんが、AKB48グループでは活動休止した後に復帰しなかった実例が少なくないからです。

私は楽観していた方だと思います。簡単に言えばイコラブはAKB48グループではないからです。詳細は、以下の記載[(1)「イコラブが選抜制でないこと」、(2)イコラブ全員が同期であること]から分かると思います。

イコラブのプロデューサーが指原莉乃であることも安心要因でした。彼女は検知能力と対処能力が高いからです。実例としては、島崎遥香(元AKB48)は指原莉乃(当時はAKB48)がいなければ、脚光を浴びる前にAKB48を辞めていただろうとされています。このことは、島崎遥香指原莉乃を恩人としてたことからも分かります。


(1)イコラブが選抜制でないこと

イコラブとAKB48グループとの違いの1つは、イコラブに比べてAKB48グループの各グループは凄く人数が多く、必然的に選抜制だということです。AKB48以外の姉妹グループのメンバー数について表にします。
この表は、NGT48に関するtweet*1をした際に作った表の一部を切り取ったものです。このため、NGT48についての記載が薄いオレンジ色に塗られていますが、気にしないでください。

姉妹グループの人数は、イコラブ(12人)の3~6倍と多く、60人以上が3グループ(SKE48NMB48HKT48)あります。最後発であり、人数が最も少ないSTU48でも33人います。

人数が凄く多いことは、CD売上が多くなることをもたらします。握手会に動員できる人数が増えるとCDがより売れるようだからです。
HKT48の人数は今までは50人ほどでしたが、最近60人を超えました、グループに対する評価指標にCD売上があるので、現実的な対処をしたのかもしれません。

いくらグループの人数が多くても、表題曲を歌えるのは16人ほどの選抜メンバーだけでです。したがって、AKB48グループ全体(300人以上)から選抜が選ばれるAKB48名義のCDはAKB48メンバーでも狭き門です。

姉妹グループメンバーにとってはさらに狭き門です。何故ならば、AKB48名義のCDにおける選抜メンバーはAKB48から多く選ばれるからです。なお、姉妹グループメンバーもAKB48の握手会には参加しなくてはなりませんし、姉妹グループの年間CD発売数はAKB48に比べるとかなり少ないです。


AKB48グループにおける選抜制はCD売上にとってはプラスになります。しかしながら、マイナスも大きいです。これだけの人数を十分に面倒見られるだけのスタッフを抱えることは難しいからです。また、十分なレッスンを施すことも難しいと思います。

このため、スタッフの頑張りとメンバー同士が補うことことが不可欠になります。でも、それが上手くいくかはグループによります。

例えば、指原莉乃がいるHKT48では、スタッフもメンバーも士気が高いと思われます。彼女は、AKS(AKB48運営)に忌憚なく意見を言うことができ、影響力があるからです。なお、指原莉乃HKT48に対して果たしてきた役割については、以下のネット記事から推察できると思います。
headlines.yahoo.co.jp

しかしながら、彼女は例外的な存在でり、他のグループには彼女ほどの存在はいません。例えば、NGT48は北原里英がキャプテンであった時代にはある程度は上手く行っていたのでしょうが、彼女の卒業後に変わった可能性があります。もしそうであったのならば、NGT48に例の事件が起きる温床が生まれた可能性があります。


指原莉乃HKT48にためにできる限りのことはしたと思いますが、全てが彼女の思い通りになったわけではありません。簡単に言うと、AKSが立ちはだかったからです。AKSは、彼女と比べて大人であることに根拠のない自信を持って、彼女の考えの多くを退けてきたのだと思います。

なお、AKSは自分たちの失態が起こした問題でも、指原莉乃などのメンバーを矢面に立たせることによって、名前と顔を出して謝罪することを逃れてきました。このために記者会見などのマスコミ対応での経験値を積まずに、NGT48の事件の記者会見に臨むことになりました。


(2)イコラブ全員が同期であること

イコラブはどういうグループかというと、指原莉乃HKT48において実現できなかったことを、代々木アニメーション学院とタッグを組んで実現しようとしているグループです。イコラブは彼女が理想のアイドルグループを目指したものであり、その理想には選抜制度がないことが含まれています。

イコラブは、特に若い女性に人気があります。このことは、デビュー曲の「=LOVE」が『2018年学園祭で披露された曲』で1位になり、イコラブが『今年こそ紅白で見たいアイドルNo.1』で1位になったことから分かります。

https://twitter.com/UNIDOL_EXCO/status/1092619933362532352

付け加えると、以下に示す「2019年 ネクストブレイクランキング~アーティスト編~TOP10」では10位に入り、10代の回答では3位になっています。
https://deview.co.jp/X_nextbreakranking2019_4

イコラブは若い女性である指原莉乃がプロデュースし、彼女が書いた歌詞を所望のアレンジがされた曲に乗せて、彼女が選んだ若い女性アイドルに歌わせています。したがって、作品が若い女性に響きやすいことは、分かりやすいです。

CD売上はリリースのたびに増えて、4thシングルではオリコンの売上でも累計10万枚を超えました。イコラブは新人プロデューサーによるグループとしては異例の成功をしていると思います。

素人であったイコラブ運営は、最初はサポート役に徹していましたが、彼らにとって思いもかけなかった成功を得たために、自分たちの貢献を過大強化したのか、欲が出たの分かりませんが、プレゼンスを示そうとするようになりました。それの一つが、二期生を募集しようという提案/要請だったと思います。

二期生の募集は選抜制をもたらすのことが必至であり、指原莉乃の理想に反しますが、彼らの観点では妥当だったのだろうと思います。マスコミやテレビ局を牛耳る年配男性は、若い女性層とは真逆であり、その層にアピールするためには増員することによって、売上を伸ばすことが最善策だということが大人の考え方だったのだろうと思います。

指原莉乃はこの提案/要請を姉妹グループを作るという代案で回避しました。結果として、イコラブは全員が同期であり続けることができました。


全員が同期であるイコラブは皆んな仲が良いです。佐々木舞香が復帰するキッカケも髙松瞳との旅行のために実家から離れたことのようです。彼女が復帰を決めたのも、親密な仲間を失いたくなかったためのようです[注*2]。

そして、復帰した佐々木舞香を他のメンバーが普通に受けとめたことにも、全員が同期であったことがプラスになったと思います。おそらく、長い旅から帰ってきた場合と同じように受け入れたのだろうと思います。彼女は、4ヶ月の旅の末に、仲間と共にいることが、“これがきっと「幸せ」”だと辿りいたのかもしれません*3

もちろん、佐々木舞香は活動休止をした理由を説明したようです。彼女はそれを受けとめたメンバーのことを“できた人たち”と述べていたように覚えています。


イコラブ運営は、一期生だけであるのは長く続かないだろうと思ったのかもしれません。でも、そうであった場合でも、短い期間だからこそ貴重なことです。また、長く続かないという推測も、AKB48グループを念頭にしたもののように思います。

イコラブのメンバーの年齢は14歳から22歳に渡ります。年齢の高いメンバーは低いメンバーよりも卒業するする時期が早いかもしれません。でも、人数が少し減ったくらいでは、新規メンバーを募集する必要はありません。

実際、イコラブは何人かのメンバーが休んでも、他のメンバーがソロの歌パートを代わりに務めることによって公演を成立させることができます。「MX IDOL FESTIVAL Vol.6」(2019年1月27日、ZeppTokyo)に出演した際には、6人がインフルエンザで欠席したために、6人で公演をしました。


アイドルグループの中には、長い間、新規メンバーを加えずに活動したグループがあります。Berryz工房(2004年1月14日~2015年3月3日)は11年間に渡って活動しました(一人は途中で卒業)。なお、Berryz工房はメンバーがかなり若い頃に頃に結成され他グループであり、解散時における最年長者でも23歳でしたので、イコラブが加入メンバーなしに11年続くとまでは思っていません。

イコラブの場合にはあと2~3年は新規メンバーを加えずにやっていけるかもしれないと思っています。ちなみに、3番目に誕生日が早い大谷映美里(現在20歳)は何歳までアイドルを続けるかについて、20歳後半の年齢をあげていたような記憶があります。小嶋陽菜(元AKB48)のことを念頭にして話していていたように覚えています。


全員が同期であることは幸せだと思います。そのことを理解せず、しかも、指原莉乃の理想を否定するのにもかかわらず、選抜制となることが必至である二期生募集を提案/要請したイコラブ運営は、やはり、素人なのだろうと思います。佐々木舞香が復帰したことや、NGT48の事件を知って、彼らが有していた大人であることの自信が、思い込みであることに気づいてくれたらと期待します。でも、気づかない場合もありますので、願わくば、指原莉乃へのプロデューサーとしての世の中の評価が高くなってほしいと思います。

なお、ネットで指原莉乃が「2018年度 年間ヒットランキング」の“プロデューサーTOP100”において19位になったという画像を見かけました。ソースがどこのメディアかは分かりませんが、ランクインしたある人がtweetで喜んでいる様子から推測すると、彼女の19位は大したものなのだろうと思います。迷惑を書けるかもしれないので、その人のtweetは示しませんが、同様の画像自体はイコラブのまとめサイトに掲載されています。


ーー以上ーー

*1: https://twitter.com/natuka_shinobu/status/1088735758129672192

*2:私はBUBKAの記事はネットカフェで読みました。このために手元にないので厳密な表現を確認できません。

*3:イコラブ2ndシングル「僕らの制服クリスマス」の歌詞の一部です