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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

ライブ映像の提供があってこその映像作品的MV(イコラブ[正式名は=LOVE]天王洲 銀河劇場公演のYouTube配信を観て)

イコラブ(正式名は=LOVE)の公演(銀河劇場、2019年3月29日18:30~)をYoutube配信で観ました。

無料で観れることはファンにとっては喜ばしいことです。また、新たなファンの獲得につながる可能性があります。マイナスなことはあまりありません。イコラブはDVDなどのメディアでのライブ動画の販売を今のところはしていないからです。

とはいえ、新たなファンの獲得はあまりできなかったと推測します。イコラブ運営による無料中継の告知tweetは前日の19:02だったからです。
https://twitter.com/Equal_LOVE_12/status/1111206923737587713

ほぼ1日前に知って、18:30からの配信を視聴できる人は限られています。また、ファン以外に伝わるにはある程度の時間の経過が必要です。

なお、前日告知はイコラブ運営の通常営業です。企業的な観点ならば望ましくないと思うのですが、代アニにおける優先順位は商売人とは違うという感じがよくあります。


今回のライブの配信は、ファンの喜びや新規ファンの獲得以外のためにも望ましかったと思います。4月24日に発売される5thシングル「探せ ダイヤモンドリリー」の表題曲を、ライブ映像において観ることがことができたからです。

この曲のMV(3月25日公開、三石直和監督、8分15分)は既に公開されています。このMVは以下に記載するように映像作品的です。


MVの本来の目的はできるだけ多くの人に楽曲を聞いてもらい、それが表現しているものを分かってもらい、好きになってもらうことです。この他に、メンバーに好意を持ってもらうことも含まれます。これらの結果、CDやダウンロードなどの形式での購入につながればより望ましいです。

でも、映像作品として良いものにすることを最優先にすると、本来の目的が最優先されないことが起きえます。

映像作品的なMVの中には、センターが誰だか分からないものあります。また、楽曲が始まるまで数分かかるものもあります。

後者については、極めて関心がある人以外はそれほどは待てないことが多いです。それに長い場合には、1度は観たとしても、長いことは再び観る意欲を削ぐことがあります。

前者の例は「世界はどこまで青空なのか?」(NGT48)です。開始から4分少し後になって楽曲が始まるからです。後者の例は「Green Flash 」(AKB48、センター:柏木由紀小嶋陽菜)です。最初から24秒までは、映されているメンバーがセンターではない島崎遥香のみだからです。


AKB48の場合は、そのような映像作品でも問題がありませんでした(NGT48についてはわかりません)。AKB48の新曲は、地上波テレビにおいて楽曲が何度も披露されたからです(今後はわかりません)。また、多くのマスコミの記事において、センターが誰であるかなどについて記載してくれました。

ところが、イコラブではAKB48のように恵まれていませんので、MVから受ける印象が全てでした。このため、「探せ ダイヤモンドリリー」と同じく三石直和が監督を務めた3rdシングル「手遅れcaution」(2018年5月16日発売)のMV(2018年4月9日公開)では支障が起きていました。

このMVをイコラブをあまり知らない人が観ると、ほとんどの人がセンターではない野口衣織がセンターのように見えるようです。このことがこのMVにおける問題を最も象徴しているように思います。付け加えると、MV再生回数は4thシングル「Want you!Want you!」(2018年10月17日発売)のMV(2018/09/05公開)よりも少ないです(3rd:110万回、4th:173万回[2019年3月31日時点])。


イコラブの表題曲のセンターは髙松瞳に固定されています。彼女をセンターとすることは、プロデューサーである指原莉乃によって明言されています。事実、今回の5thシングルまでは髙松瞳が務めています。

3rdシングルのMVを見る際に、ファンの多くは、2ndシングルまで彼女がセンターであることと、プロデューサーの意向を知っていたと思います。知っていた人のほとんどは、冒頭の独白を髙松瞳がしていることで、彼女が3rdシングルでもセンターであることが分ったと推測します。

でも、これらのことを知らない人では、冒頭の独白が記憶に留まらなかった割合が多いのかもしれません。そのような人は、センターを取り違えた可能性が高いと推測します。ちなみに、5thシングルの「探せ ダイヤモンドリリー」のMVにおいてセンターを取り違えたという人は、今のところは、twitterなどでは見かけません。


誤解がないように記しておきますが、ライブの動画が公開されていれば、このような問題は軽減されたと思います。残念ながら、公式のライブ動画が公開されたのは今年の2月26日になってからでした(2月24日の公演[無料配信あり]のアーカイブ)。

以下の示すアーカイブ動画の1:03:04からは始まる「手遅れcaution」を観れば、野口衣織以外のメンバーも、髙松瞳を含めて活躍していることが分かると思います。


5thシングルのMVは3rdシングルと同様に女子校が舞台です。違いは寄宿舎があるような由緒正しそうな学校だということです。齊藤なぎさがイコラブに入る前に通っていたとされるお嬢様学校を思い浮かべると分かりやすいと思います。彼女は、芸能活動を可能にするために転校をしたとされています。

MVでは、齊藤なぎさが演じる女学生がスカウトされたことによって学校で起きたことと、彼女が転校する日のことが描かれています。ヒロインは彼女ですが、主人公は彼女の親しい友人を演じる髙松瞳です。齊藤なぎさの方がどちらかというと映されること多いのですが、理解力がある人の大部分はセンターを取り違えることはないと思います。


5thシングルMVも3rdシングルMVと同様に映像作品としては優れています。でも、私には楽曲が副次的に感じられました。このため、楽曲がすんなりと頭に入ってきませんでした。

楽曲はMVにおいて舞い散る桜の花のような感じでした。時々つかまえる歌詞(作詞:指原莉乃)の切れ端(例:“会えなくなるんだね 最後の教室で”)は綺麗であり、それが舞うことは映像作品にはプラスになっています。でも、桜の木に該当する歌詞の全体像はあまり見えない感じでした。

私の場合には、まず、映像を観ないで音声だけを聴くことによって、歌詞を含む楽曲の全体像を上手く把握できるようになりました。そうなってからMVをみると、堪能できるようになりました。


MVのもう一つの問題は、メンバーによって映り方の度合いがかなり違うということです。映像作品的MVの通例のように、MVではドラマ的映像と歌唱映像が取り混ぜられています。

ドラマ的映像では、上記の主人公とヒロインがたくさん映っていることはもちろんです。それに次ぐのは2人の親しい役を演じる大谷映美里のような気がします。この他にドラマにおいて活躍する役を演じる野口衣織諸橋沙夏佐々木舞香も多く映っている方です。彼女たちにはソロパートもあるので、歌唱映像においても多く映っています。

その他のメンバー6人になると映り方がかなり減ります。その中では、瀧脇笙古に監督の関心が薄いように感じました。彼女の扱いは「ヘビーローテション」(AKB48、2010年、監督:蜷川実花)のMVにおける指原莉乃の扱い程はひどくはないと思いますが、似ているかもしれません。


蜷川実花は、指原莉乃ががリリー・フランキーともにMCを務める番組「真夜中」(2018年4~9月)の「真夜中の写真編(後半)」(2017年7月23日深夜)において、指原莉乃の映りが極めて少ないかったことについて話さざるをえなくなりました。ちなみに、このMVは放送時点では国内アイドルのMV再生回数ではトップでしたが、その時に2位であった「恋するフォーチュンクッキー」(2013年)が現在ではトップになっています。

瀧脇笙古のファンも応援し続ければ、そういう日が来るかもれません。それが実現するためには、「探せ ダイヤモンドリリー」のMV監督も「Green Flash 」の是枝裕和監督ほどではないとしても、有名になってもらう必要があるかもしれません。
ちなみに、「万引き家族」(是枝裕和監督)の主要人物を演じた3人(リリー・フランキー安藤サクラ松岡茉優)は宣伝的目的を兼ねて、「真夜中」の特別編(2018年6月3、10日の深夜)に出演しています。


「探せ ダイヤモンドリリー」は銀河劇場での公演(2019年3月29日)において、アンコールの第1曲目として披露されました。このライブ動画は冒頭に記したように配信されましたので、観ることができました。当然のことながら、MVに比べると、メンバーは均等に映っていました。こういう点では、代アニの技術スタッフは信頼できます。

この動画がアーカイブとして公開されていれば、映像作品的MVでも問題がありません。でも、残念ながら、現時点では公開されていません。

配信されたことで、どこかの国の動画サイトに存在している可能性はあります。また、動画が分割されてtwitterで流れている可能性もあります。もちろん、探すことを推奨しているわけではありません。


ーーー以上ーーー