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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

イコラブ/ノイミーのファン層について

=LOVE ≠ME スペシャルコンサート『24 girls』」(2019年8月17日、日比谷野音)から1周間が経ちました。

=LOVEと≠MEは指原莉乃がプロデュースする女性アイドルグループです。=LOVEは9月にCDデビューから2周年を迎え、≠MEはこの合同コンサートがTIF2019に次ぐ2度目のステージでした。以降では、それぞれの愛称であるイコラブとノイミーで称します。

合同コンサート直後はtwitterへの書き込みなどから、イコラブ/ノイミー界隈がかなり盛り上がっていたことが分かりました。このことは、”イコラブ OR ノイミー”でYahoo!リアルタイム検索をした際に提示されるグラフを見れば分かりやすいです。

右の画像は30日のモードで表示させたグラフをキャプチャーしたものです。これを観ると、合同コンサートに該当するピークの他に8/5頃にもピークがあることが分かります。こちらのピークはノイミーの初オリジナル曲「≠ME」のMV公開(8月3日)とTIF2019での初ステージ(8月4日)に該当します。


イコラブ/ノイミーのファンの大まかな傾向は、“イコラブ OR ノイミー”でtwitter検索、またはYahoo!リアルタイム検索すれば分かると思います。tweet検索で情報を得ることに慣れている人ならば、例えば、若者層と年配層のどちらが多いか、男性と女性のどちらが多いかなどについての認識を得られると思います。

もちろん、分かるのは定性的な傾向にすぎません。twitterプロファイルにおいて性別や年齢を記載している者は僅かだからです。とはいえ、文体や内容などから、性別と大まかな年齢について察しが付くtwitter者の割合は意外に多いです。

おそらく、多くの人にわたって共通となる印象は、若いファンが多く、通常の女性アイドルファンに較べると女性ファンが多いということだと思います。その他に、46系由来ファンの割合が48系由来ファンの割合よりも高いということもあると思います。

46系由来ファンの方が48系由来ファンよりも多いというのは、不思議なことではありません。何故ならば、まず、(1) 現時点においてはアイドルファンにおいては、46系ファンの方が多いからです。もう一つは、(2) イコラブは文化的には46系に近いということです。ただこれは、48系が特殊であるためであり、アイドル全体としてはイコラブと46系はそれほどは近くないと思います。

(1) 最近は、アイドルに興味を持つような人はどりあえず46系のファンになるようです。これだけ、テレビやをメディアの扱いが46系に集中していれば不思議なことではありません。中には、46系ファンになったことによって初めて他のアイドルの存在に気がつく人もいるようなので、現在はアイドルへの入口が46系になっていると言えると思います。

(2) 48系ではメンバーを必要以上に戦わせることにをプロモーションの一部としてきました。多くの人が思い浮かべるのは選抜総選挙でしょうが、一般の人が見える氷山の一角に過ぎません。理不尽な状況に置かれるメンバーに同情/シンパシーを感じる人をファンに引き入れる戦略です。このような戦略は、推しメン/グループ以外は応援しない、極端な場合には推しメン/グループ以外をdisることを厭わない人をファンとして引き寄せがちにしました(一番の被害者は指原莉乃でした。分かりやすく言うならば、彼女をdisることが彼女に大きなマイナスをもたらせば、全員の選抜総選挙順位が上がります)。もちろん、そのような人はノイジー・マイノリティーなのだと思います。46系には選抜総選挙はありませんし、坂道選抜もないようです。そのため、ファン同士の足の引っ張り合いがあったとても、外部からは見えにくいレベルです。イコラブ/ノイミーは指原莉乃が48系を反面教師として作ったアイドルグループです。メンバーを無用に競わせることはしませし、当然、選抜制ではありません。実はノイミーは、(AKB48を成功モデルと考える)イコラブ運営が、選抜制に至るのが必至である2期生募集を提案/要請したことに対する回避策として生まれました。おそらく、48系ファンはラストアイドル秋元康プロデュース)の方に興味を持つのではないかと思います。ラストアイドルは週間1位にすることを確実にするために、showroomのショッピング機能を使ってメンバーを競わしていましたので(初週売上自体は次の週に発売されたイコラブ5thの方が多いです)。


私のさらなる印象は2つあります。これについては異を唱える人がいるかも知れませんが、参考になるかもしれませんので記しておくことにします。

1つは10代においては女性ファンの割合の方が“かなり”高いということです。おそらく、現場に参戦している人が受ける印象よりも高いと思います。でも、若い女性は男性に較べると現場参戦対するハードルが高いために、現場での女性ファンの割合は、実際よりも低いと推測します。例えば、娘が高校生以下の場合にオールスタンディングのライブに行くことを認めない親御さんは少なくないと推測します。

そして、もう1つのさらなる印象は、男性ファンでは46系由来ファンの割合がかなり高いが、女性ファンでは男性ファンほどは高くないということです。


さて、私の印象は、カラオケ配信の大手であるJOYSOUNDのデータをから導きだせることと、大まかに一致しています。具体的には、X(Xはイコラブなどのアーティスト)のページにある「Xを歌う人の割合」という情報です。

以下に示すJOYSOUNDのデータは、私の見解の傍証の位置づけになると思います。何故、傍証であるかというと、アイドルファンの割合についてのデータではないからです。

「“=LOVE”を歌う人の割合は」における男女比率では、男性32%、女性68%です。つまり、女性が男性の倍以上です(2019年8月24日観測)[追記:9月1日の観測では、男性:31%、女性:69%]
www.joysound.com


なお、この男女比率は去年9月における値(男性:31%、女性:69%)とほぼ変わりがありません。この観測の際のデータに基づく当ブログの記事は以下のものです。
natuka-shinobu.hatenablog.com


女性アイドルの曲は女性が歌いやすいので、「“=LOVE”を歌う人の割合は」において女性の割合が半分以上なのは、“当たり前”だと思う人もいるかも知れません。でも、実際には“当たり前”ではありません。例えばAKB48乃木坂46欅坂46、日向坂46では半分以下だからです[AKB48:47%、乃木坂:31%、欅坂46:48%、欅坂46:31%]。

 
 

何故、この4グループをあげたかというと、ノーミーが合同コンサートにおいて1曲づつカバー曲を歌ったからです。せっかくなので、AKB48姉妹グループの値もあげておきます[SKE48:28%、NMB48:50%、HKT48:35%、NGT48:32%、STU48:32%](画像は省略)。

つまり、48系と46系の中で最も値が高いNMB48でも50%にすぎません。還暦を過ぎた男性がプロデュース/作詞をしているので、“当たり前”ともいえますが…。

「Xを歌う人の割合」は、Xのファンの割合とは違いますが、イコラブの女性ファンの割合が48系と46系より高いことはほぼ間違えないと思います。


「Xを歌う人の割合」が、Xのファンの割合と相関性が高いという認識に基づいて「“=LOVE”を歌う人の割合は」を年代別にさらに見ていくことにします。以下、若者層を10~20代、年配層を30代以降とします。

男性の円グラフでは若者層が約45%であるのに対して女性の円グラフでは約90%です。イコラブでは、女性の割合が68%であることと併せて考えると、若者のファンの割合がかなり高いと結論づけてほぼ間違えないように思います。

また、10代においては女性ファンの割合が半分以上であることも、ほぼ間違いないと推測します。男性の円グラフでは10代の割合が約10%であるのに対して、女性のグラフでは約40%だからです。

それから、46系由来のファンの割合の男女における違いについての印象も、見当外れではなかったように思います。46系ファンでは男性ファンの割合が高いからです(乃木坂46:69%、欅坂46:52%、日向坂46:69%、平均:63.3%)。

46系における男性ファンの割合が63.3%とそれほどはかけ離れおらず、イコラブの46系ファンにおける男性の割合も同様ならば、イコラブの男性ファンにおいては、女性ファンにおいてよりも46系由来のファンの割合が高いという推測をもたらします。


今回は、”イコラブ OR ノイミー”でのtwitter検索、またはYahoo!リアルタイム検索の結果に基づくファン層を印象を記しました。それがJOYSOUNDのデータをから導きだせることと、大まかに一致していることも示しました。

しかしながら、思い込みが強い場合には見当外れの印象を抱くことがあります。例えば、割合(例:46系由来ファンの割合)が男女ともに同様であるという思い込みです。


実は、割合が男女によって違うことはそれほど稀ではありません。イコラブのプロデューサーである指原莉乃の場合もそうです。

指原莉乃のファンは2年前では、全年齢を通しては男性ファンの方が多いが、若者層では女性のファンが多いという傾向がありました。これの傍証は、彼女のタレントパワースコアに関するデータです(日経エンタテインメント2017年7月号)。

もう一つ重要なことは状況は変化するということです。現在の指原莉乃のファンはライトファンを含めるならば、女性の方に多いと思われるからです。今年のデータ(日経エンターテイメント8月号)は、2年前よりも女性ファンが高い年代においても増えたことの傍証になっています。


ーー以上ーー