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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

予想通りにHKT48卒業後も活躍した指原莉乃

12月になりましたので、指原莉乃HKT48AKB48グループ)を4月28日に卒業してから7ヶ月になります。彼女の現在の主な仕事は、タレント業とプロデューサー業です。以下に記するように、両方ともに好調です。

タレント業が好調なのは、彼女のCM等への起用が増えたこと、テレビ番組への出演が好調であることから分かります。

彼女をCMに起用した会社は「2019年TV-CMタレントランキング」(エム・データ)によると7社です。最近から起用された会社は、OPPOスマートフォン)と三幸製菓です。この他にCMには起用していないものの、広告等に起用している企業があります。例えば、常盤薬品工業です。


テレビ番組への出演は質と数の両方において好調です。質を象徴するものとしては、ゴールデン番組におけるクイズ番組において単独MCを務めるに至ったことです。具体的には「クイズハッカー」(日本テレビ、11月28日)です。
www.ntv.co.jp

「クイズハッカー」は膨大な知識がある者に有利である通常のクイズ番組とは違い、スマホの検索で回答に辿り着く速さを競うものです。したがって、現代における実際の問題解決に似ており、視聴者も一緒に参加できます。

12人(男:7人、女:5人)の回答者には、中山秀征、陣内智則水野美紀のような40代、50代、から松丸亮吾(大学生)や鈴木福(中学3年生)のような若い年代まで含まれていました。このように幅広い年代の多様な回答者を若い女性タレントが仕切るのは難しいと思いますが、彼女は出演者を弄りながら上手くMCをしていました。今までバラエティー番組で築いてきた関係性も活きており、彼女がMCに適役の番組でした。


テレビ番組への出演本数においても好調なことは、『2019タレント番組出演本数ランキング』(ニホンモニター、調査:1~11月)において女性では5位であることからも分かります。1~4位(近藤春菜新井恵理那ホラン千秋夏目三久)は午前に放送されている帯番組に出演していますので、帯番組への出演がないタレントとしてはトップです。

ちなみに帯番組に出演いないタレントにおいて指原莉乃に続くのは、マツコ・デラックス(6位)、大久保佳代子(7位)です。朝の番組を観ない人には、こちらの3人がトップ3の方が実感に合うかもしれません。

上半期のランキングでは指原莉乃マツコ・デラックスと順位が入れ替わっており、6位でした。このことから指原莉乃は上半期よりも下半期の方が好調だと推測されます。事実、年間の出演本数から上半期の出演本数を減じて算出した出演本数では、指原莉乃夏目三久と並んで4位タイになります。


彼女の活躍は、彼女に関する情報を十分に得ていた人にとっては当たり前の結果だったと思います。例えば、Jリーグのチームとプロ契約してレギュラーとして活躍していた学生選手が卒業してサッカーに専念できることになって、より活躍できていること同じだからです。

指原莉乃AKB48グループに所属している時代には、そのイベントに土日に拘束されることがほとんどでした。そして、彼女のタレントとしての仕事のほとんどはAKB48グループの運営(いわゆるAKS)経由でなく、所属する芸能事務所(太田プロ)経由でした。彼女がAKS経由で得ていたものは、年に2回ほど放送される「UTAGE!」の特番だけのようです。

これらのことを知っていた人は、彼女の卒業後の活躍について妥当な予想したはずです。しかしながら、卒業後は卒業前よりも活躍できないとネットで主張してた人を少なからず見かけました。

知識や情報が十分ではない人ほど自分が考えが間違っている可能性があることを認識ができないために、自分の考えを正しいと盲信するので大声で主張する傾向があるようです。妥当な推測ができなかった人にちには、そのような部類の人が含まれている可能性があります。


指原莉乃のプロデュース業について述べます。プロデュースしているのは女性アイドルグループとカラーコンタクトです。両方ともに成功していると思います。

プロデュースしているアイドルグループは2グループであり、姉グループは2017年9月にCDデビューした=LOVE(読み方:イコールラブ、愛称:イコラブ)です。右図のように売上は右肩上がりで推移しており、6thシングル「ズルいよ ズルいね」(2019年10月30日発売)では、オリコンビルボードの週間ランキングにおいて1位になりました。売上ランキングだけでなく総合ランキングにおいてでもです。

初週売上はそれぞれ、142,949枚と177,296枚でした。週間売上が10万枚をかなり下回っても、売上の週間1位になることがありますので、遅かった週間1位だとも言えます。ちなみに、第5週までの累計売上において、オリコンでは16万枚、ビルボードで20万枚に達しました。

妹グループの≠ME(読み方:ノットイコールミー、愛称:ノイミー)はデビュー前であり、デビューに向けてレッスンとライブで実力をつけている最中です。イベントでの初ライブはTIF2019(8月4日)でした。12月30日には初の単独ライブ(銀河劇場)が予定されています。オリジナル曲は2曲であり、両方ともにMVがあります。


彼女のカラーコンタクトのプロデュースについては、日経トレンディ2019年12月号に彼女のインタビュー記事が掲載されました。現在は日経クロストレンドのネット記事として無料で読むことができます。

ネットで観測すると、この記事を読んで感心するマーケッティングに携わる人が少なくなかったようです。彼女がマーケッティングを学ばずに自力で見出したやり方だと知ったならば、更に驚くかもしれません。
xtrend.nikkei.com


指原莉乃のプロデュース業のどちらが妥当に評価されているかとカラーコンタクトの方です。簡単に言えば、購入者の多くが若い女性であり、年配男性のように余計なことにはとらわれないからです。彼女たちにとって重要なことは自分が可愛くなることなので、着用してプラスになる良い商品ならば購入します。

彼女の女性アイドルグループのプロデュースの方がカラーコンタクトのプロデュースよりも評価されにくい原因は、分かりやすいものでも3つあります。

第1は女性アイドルには一般的に男性ファンが多いことです。現在は女性の女性アイドルファンが増えてきました。でも、年配の人には、いつまでも自分が若い頃のようだと思いこんで、時代の変化に気がつかない人が多いようです。例えば、イコラブはユニドルに人気なのですが、ユニドルが何を意味するのかを知らない人が多数派だと思います。

女性アイドルへの世間的な認識とは違って、イコラブは若い女性ファンが多いグループです。イベントなどへの参加者では概して、女性が4割強のようですが、twitterでのつぶやきを観測すると若い女性が多いように感じます。女性でも行きやすいようなスペースでのイベントではこのことが顕著に現れるようです。

想像力があるならば、言葉にセンスがある若い女性が女性アイドルグループにプロデュースする曲が若い女性に響くことは分かりやすいと思います。ちなみに、秋元康指原莉乃に注目したキッカケは、彼女が書いていたブログ「指原クオリティー」(現在は実質的に休止)における言葉のセンスです。

第2は、プロデューサーは年配男性がほどんどであることです。例えば、つんく♂ や秋元康です。そして、第3はテレビへの出演、雑誌への掲載、CD販売店などでのCDの供給を決めることに決定権があるのは年配男性だということです。

これだけからも女性プロデューサーである指原莉乃に不利なことが分かると思います。簡単に言えば、一昔前に女性管理職が置かれていた状況と同じです。その時代では、男性社員の割合が多く、管理職においてはそれよりも男性の割合が多く、取引先の会社の責任者もほとんど男性だったと思います。


実は指原莉乃におけるプロデューサーとしての困難さはこれだけではありません。それは、世の中には、秋元康を崇拝する者と、彼を嫌う者がいることに起因します。

秋元康を崇拝する者の一部は女性アイドルのプロデュースは「川の流れのように」(美空ひばり)を作詞した秋元康だからできるのであって、指原莉乃のような小娘にできるはずがないと思っているようです。もちろん、郷愁や望郷を誘う曲のプロデュースにおいては秋元康が優れている可能性が高いですが、そのような曲を女性アイドルグループに歌わせる必要はありません。

反対の立場とも言える秋元康を嫌う者の大部分は、指原莉乃秋元康の門下だから、彼らが嫌っている秋元康のプロデュースのやり方と同様なやり方で女性アイドルをプロデュースしていると思いこんで、指原莉乃を否定するようです。しかしながら、実は指原莉乃プロデュースは、後で述べるように秋元康プロデュースのアンティテーゼとも言えるものです。皮肉なことに、秋元康プロデュースを嫌う者の大部分は、自分たちの意図とは反対向きのことに貢献しています。


秋元康プロデュースの分かりやすい例は、指原莉乃の2ndシングル「意気地なしマスカレード」(2012年10月17日発売)の売り出し方です。秋元康は、この曲のためにアンリレ(川栄李奈入山杏奈加藤玲奈)というグループをわざわざ作って、彼女の前で踊らせています。当然、彼女はあまり見えなくなります。指原莉乃もアンリレの3人も嫌だっとしても断れなかったと思います。今の時代ならば、パワハラと批判されかねないプロモーション方法です。

ちなみに、指原莉乃AKB48HKT48に移籍するキッカケになった文春報道も現在ならば、リベンジポルノの幇助として批判される可能性があります。それにも関わらず、また彼女が既にアイドルでないのにもかかわらず、この件で彼女をdisリ続けている人はいます。そのようなの人はdisるネタとして得たものは時代が変わっても使い続けます。実世界とは無縁の世界に住んでいるのかもしれません。

意気地なしマスカレード」の件が影響しているのかどうかは分かりませんが、彼女は指原莉乃は自分が歌が下手だと宣伝してソロCD発売の話しが来ないように努めているように見えます。この曲以降は、彼女をソロ曲を出していません。

類似しているものとしては、内田裕也feat.指原莉乃の名義である「シェキナベイベー」(2014年6月11日発売)があるだけです。このデュエット曲は、亡くなった内田裕也にとしては最後の曲になりました。

この曲にの経緯については近田春夫週刊文春に掲載のカラムで語っています。多くの人が秋元康の発案だと思っているようですが、内田裕也が望んで近田春夫を介して秋元康に了解を得たようです。

彼女は全ての歌を歌えるわけではないのですが、自分にあった曲は素晴らしく歌えるとタイプだと私は思います。上記の曲はこれに該当します。彼女のディナーショー(2016年11月20日)での歌の一部をテレビで聴いて下手だと思った人がいるとかもしれませんが、このディナーショーの内容は最初は彼女が決めたのですが、秋元康が介入してセットリストも彼の観点で作り直されました(秋元康は好意で介入したのだとは思います。)。ちなみに、それ以降はディナーショーは行われていません。


以下、指原莉乃プロデュースが秋元康プロデュースとかなり違うことを説明します。どちらが良いかは一概に言えないと思いますが、指原莉乃プロデュース方の方に好感を持つ人が多い時代が訪れているように感じます。

イコラブはAKB48グループ(以下ではAKBG)とは違って、ほとんどの曲に全員が参加しています。6thまでのc/w曲を含めた18曲のうちで例外は、3つのc/w曲だけです。

イコラブはメンバーとした者には、指原莉乃とタッグを組んでる代アニがシッカリとレッスンを施しています。この辺はAKB48Gとはかなり違います。AKBGでは十分なレッスンを施さずに、大量のメンバーを抱えているからです。

イコラブの歌割りではソロパートの割合が多く、全員歌唱は少ないです。このため、メンバーの個性が分かりやすいです。これは全員歌唱が大部分を占めるAKB48Gとはかなり違います。

ソロパートがメンバーの技量と声質に基づいて割り振られるので、個人でボイストレーニングをしているメンバーもいます。このように切磋琢磨はしていますが、全員が同期なので仲が良いです。

選抜制がないことがイコラブに大きなプラスをもたらしています。このことをファンは十分に理解しています。

しかしながら、イコラブ運営(指原莉乃を除く)の認識は十分ではなかったようです。選抜制につながることが必至である2期生募集を要請したようだからです。

これは、AKB48における数は力とするやり方を成功モデルと考えたからだと推測されます。いわゆる大人の中には、自分たちの年代での成功を高く評価し、違う若い年代の考えを軽く見る人いますが、イコラブ運営にも紛れ込んでいたのかもしれません。

メンバーの話によると、2期生募集は決定事項のように見なされていたようです。しかしながら、指原莉乃は土壇場で新規グループを作る案によって回避しました。その結果として、生まれたグループがノイミーです。


AKB48の象徴とも言える禁止令はイコラブにはありません。女性ファンが多いので、男性ファンを特異的に誘引する必要がないからです。

メンバーとは異性であるファンにおける極端な人が問題を起こしやすいことは、男女を問わずアンドルグループに共通です。AKBGの場合には、これに選抜制と恋愛禁止令、メンバーへのケアが十分でないことが相まってより問題が起きやすくなっているように見えます。これに対してイコラブでは起きにくい環境だと思います。

メンバーに無理をさせないのがイコラブのあり方です。例えば、水着グラビアは希望メンバーにしかさせません。掲載される雑誌も指原莉乃の意図が届くところだけのようです。このようにアイドル業界としてはかなりのホワイト企業なので、それで上手くいくのかという見方もありましたが、週間1位を獲得するところまで辿り着いています。

週間1位を得たことをキッカケについて、イコラブのテレビ出演や雑誌への掲載、CD販売店での供給において、度合いはともかくとしてプラスが生じると思います。それと共に指原莉乃のプロデューサーとしての評価も向上すると思います。


指原莉乃はVOGUE JAPANの「Women of the Year 2019」の一人として選出されています。受賞者の記載ページにおける紹介を読むと(ページにおける彼女の写真をクリックすると表示)、タレントとしてだけではなく、プロデューサーとしての評価も受賞理由に含まれると推測されます。マスコミによる報道などでは、プロデューサーとしての記載がなかったことが残念です。
https://www.vogue.co.jp/woty/winners/


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