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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

ノイミーの第1回定期公演(銀河劇場、12月30日)と、そこでカバーされた「きみわずらい」(まねきケチャ)について

女性アイドルグループ≠ME(以降ではノイミー)の初の単独公演(第1回定期公演)が銀河劇場(東京・天王洲)で12月30日に行われました。
news.dwango.jp

ノイミーは指原莉乃=LOVE(以降では、イコラブ)に続いてプロデュースしている女性アイドルグループです。イコラブが6thシングル「ズルいよ ズルいね」の売り上げにおいて初週1位(累計はビルボードでは、現在までで約21.2万枚)を達成して、次のステージに上がったこともあり、≠MEは今年(2020年)にはデビューするのではと期待されています。


この公演は「スタート!」 (イコラブ1st c/w曲)から始まりました。本編では、この曲を含めて15曲(M01~M15)が披露されました。アンコール(EN1~3)では、本編で披露された3曲が再び披露されました。

現時点の持ち歌である2曲、「君の音だったんだ」と「≠ME」、は13曲のカバー曲の後に披露されました(M14~M15)。「≠ME」は、最後のアンコール曲(En3)としても披露されました。他のアンコール曲(En1~En2)は、「探せ ダイヤモンドリリー」 (イコラブ5th表題曲、M03)と「スタート!」でした。

カバー曲の内訳はイコラブが8曲、欅坂46が2曲、まねきケチャ乃木坂46、日向坂46がそれぞれ1曲でした。3つの部分から構成される本編において、イコラブ曲以外のカバー曲は第2部(M05~M11)で披露されました。

第2部では、4番目の曲(M08)として「きみわずらい」(まねきケチャ)を冨田菜々風が歌い始めると観客からざわめきが起こりました(この曲については後で詳述)。ノイミーがイコラブと48&46系以外の曲をカバーしたのは初めてだったからです。

冨田菜々風は15曲の内の10曲でセンターを務めました。「きみわずらい」(まねきケチャ)は、下で触れる藤川千愛がいる時代ではメインボーカルとセンターが違っていたのですが、ノイミー版では彼女が両方を務めています。

「二人セゾン」 (欅坂3rd、M07)は、櫻井ももとのデュエットでしたので、センターではありませんでした。でも、ダブルセンターの一人という捉え方もできます。

15曲全体において冨田菜々風の次に歌唱パートが多かったメンバーは、谷崎早耶と櫻井ももだったと思います。

第2部では、7曲の内の3曲で冨田菜々風以外がセンターを務めました。M05~M06では、谷崎早耶が「Sweetest girl」 、河口夏音が「推しのいる世界」のセンターを務めました。両曲と共にイコラブ6thにおけるc/w曲であるユニット曲です。

M11である「キュン」 (日向坂 1st)は、鈴木瞳美がセンターを務めました。彼女はM02である「届いてLOVE YOU 」(イコラブ2nd c/w)でもセンターを務めました。

カバー曲(イコラブ)の内の3曲が表題曲であり、5曲がc/w曲でした。表題曲では、上述の「探せ ダイヤモンドリリー」以外は、M12~M13である「手遅れcaution」(イコラブ3rd)と「僕らの制服クリスマス」(イコラブ2nd)でした。

イコラブc/wの5曲では、既述の4曲の他はM4として披露された「部活中に目が合うなって思ってたんだ」(イコラブ3rd c/w曲)でした。夏における部活での恋を描くこの曲が選ばれたのは、「君の音だったんだ」が部活を応援する曲であるためかもしれません。


それでは、ノイミーがカバーした「きみわずらい」(まねきケチャ)について詳しく述べることにします。

このカバーについて驚いたノイミーファンが多かったことは、その多くが46系由来だからだろうと思います。そう言えば、指原莉乃卒業コンサートで「君の名は希望」(乃木坂46)がカバーされたことに怒った46系ファンがいたことを思い出しました。

48系(特にHKT48)由来のファンは、それほどは驚かなかったと思います。HKT48おいて劇場支配人であった指原莉乃は48系以外の曲でも、HKT48のコンサートのセットリストに入れたからです。多くの人を驚かせたのは、2014年1月からのツアーの1曲目を「ザ☆ピ~ス!」(モーニング娘)したことでした。

ちなみに、まねきケチャを運営するコレットプロモーションが開催した『コレットクリスマス歌合戦2019』(2019年12月25日、ラフォーレミュージアム)では、雪村花鈴(ナナランド)が「僕らの制服クリスマス」を歌っています。このイベントには、もちろん、まねきケチャも参加しています。


カバーした曲の内のイコラブ曲以外の全ては、指原莉乃がお気に入りの曲から、ノイミーに合うものとして選んだのだと思います。

例えば、「世界には愛しかない」(欅坂46)は、彼女がHKT48時代にshowroomで何回か歌っていた曲です。もう少し正確に記すると、彼女が歌っていたのは「世界には“さとみ”しかない」という替え歌でした。なお、showroomの前田社長と石原さとみが交際中であったことがマスコミ報道で判明した後では、自粛されました。残念ながらこのカップルは破局したようです。

指原莉乃が「きみわずらい」を気に入っていることは、2018年の以下の2つのtweetからも分かります。
https://twitter.com/345__chan/status/1033342601200427014 (8月25日)
https://twitter.com/345__chan/status/1065508333539348480 (11月22日)

偶然にも、8月25日には、まねきケチャのメインボーカルである藤川千愛が卒業することがtwitterで発表されました。


twitterで観測すると、「きみわずらい」はこの曲を初めて聴いた人にも好評だったと思います。この曲が名曲であると共に、ノイミーに合っていたからだと思います。48&46系のファンには、他系統の曲にはあまり関心がない人が少なくないようですが、食わず嫌いはもったいないことだと思います。


ノイミーは持ち歌が2曲であるために、3曲以上を披露する時間があるライブ出演ではカバー曲を歌うことになります。現在は、披露曲が数曲程度である場合にはイコラブ曲を歌うことがほどんどです。しかしながら、それよりも多くの曲を歌う場合や、イベントなどでの出番がイコラブとつながる場合には他のアーティスト曲をカバーすることになります。その際には、46&48系の曲が歌われました。

しかしながら、イコラブ曲も46&48系の曲もノイミーがカバーすることは必ずしも妥当でないところがあります。まず、イコラブとノイミーはメンバーの音域が少し違うようであることです。このため、イコラブ曲ではノイミーの歌が十分に活きないところがあります。

それから、アイドルグループを46&48系的なものとそれ以外に分けるならば、イコラブ/ノイミーは後者に該当します。実は、アイドルグループとしては後者の方が本流であり、ハロプロも、ももクロも属します。

両者の違いは、まず46&48系の大部分は選抜制であることです。そして、ほとんどの場合、ライブでは口パクであることです。それから、46系のことはあまり分かりませんが、少なくとも48系ではソロが少なく、ユニゾンが大部分です。簡単に言えば、48&46系は曲の力に頼らなくても、CDがたくさん売れるということだと思います。


まねきケチャとイコラブ/ノイミーは、ビジュアルとライブが強みであることが似ています。違いは、メンバー数です。まねきケチャが現在は5人であるのに対して、イコラブ/ノイミーは12人です。このため、イコラブ/ノイミーではメンバーあたりのソロの割当は少なくなるために、ダンスの重要性は増します。

まねきケチャの曲は、歌姫であった藤川千愛が卒業するまでは、彼女がメインボーカルであることを前提にして作られたと推測します。当然、上手いメンバーがいることが強みになる曲が持ち歌になったと思います。

彼女の他のメンバーも少なくともソロパートを安心して任せられるほどは上手いです。藤川千愛の卒魚後に加入したメンバー(篠原葵)の歌を聴いたことはありませんが、上手いはずだと思います。
(「追記 2020年1月2日 21時51分]twitterにおいて、Nick (ニック)= さんから「篠原さん(緑)は歌は得意ではないと思います。」というご意見をいただき、確認したところ、同様に感じました)


ノイミー版「きみわずらい」の歌割りは、イコラブ/ノーミーの持ち歌のように指原莉乃によるものだと思います。メンバーの声質と技量に基づいてされているように感じるからです。

ノイミー版と藤川千愛がいる時代の「きみわずらい」における歌割りをざっとマッチングしてみました。すると、藤川千愛のパートは、ほぼ、冨田菜々風に割り当てられていることが分かりました。ちなみに、冨田菜々風はノイミーの2曲の持ち歌においてセンターを務めています。

ノイミー版では彼女を含めて9人にソロがあるように思います。まねきケチャで特徴的な声である中川美優のパートの大部分は、菅波美玲に割り当てられたようです。


ノイミー版はノイミーらしくて良かったと思います。初めてこの曲をライブで歌うノイミーをまねきケチャと単純に比べることは酷だと思います。まねきケチャはこの曲を何百回もライブで歌っていると思うからです。

単に比べるのではなく、ノイミーらしさというのは何かかを知るために比較することは役立つと思います。それによってノイミーの良さを発見/再確認することができると思うからです。

まねきケチャのメンバーは公式サイトによると、“人間界に降り立った見習い天使”ということになっており、魂が奪われてしまうような歌声の藤川千愛が象徴していました。これに対して、ノイミーのメンバーはかわいいとは言え、地上の女の子です。その象徴が、息遣いも聞こえる、魂が込められた歌唱をする冨田菜々風です。

ノイミーはこの曲に関しては、まだまだですが、ライブで何回か歌えば、指原莉乃が満足するレベルに達すると思います。また、ファンもこの曲が気に入ったようであり、ノーミーのパフォーマンスがどのくらいまで来ているかを推し量るために役立つので、何回か歌うことになるのではと希望的に予想します。

1月3日のイベントではノイミーは、トリを務めるまねきケチャの前に配されていますので、歌わないと思います。でも、月に1度行われることになると予想される定期公演では歌うこともあると思います。


最後にですが…、
ここに書いても仕方がないことですが、次回の定期公演でも今回と同様にyoutubeで中継して、次はアーカイブに残してほしいものです。ノイミーの良さはライブの方がより分かり易いですし、(例のように前日に中継を通知すると特に)、社会人は観るために時間をやりくりすることが難しいことが稀ではないからです。今までとは違って、DVD化&ブルーレイ化するならば、学生よりも金銭的余裕がある社会人の大部分には、それでもよいとは思いますが…。



ーーー以上ーーー