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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

ほぼ全員が野口衣織に見えるSTU48による「手遅れcaution」(イコラブ)のカバー

STU48が船上劇場での新公演「僕たちの恋の予感」の初日において、公演曲として「手遅れcaution」(=LOVE)を歌いました。これは、この公演のたびにこの歌が歌われることを意味します。

この曲は、指原莉乃がプロデュースする=LOVEにとって3rdシングル(2018年5月16日発売)の表題曲です。もちろん、彼女が作詞とプロデュースを務めています。以降、=LOVEを愛称であるイコラブと記することにします。


選ばれた曲が「手遅れcaution」であることを不思議に思う人もいると思います。この曲はイコラブとしては、メインストリームの曲ではないからです。この曲は、王道アイドルソングであった1stシングル表題曲「=LOVE」や2ndシングル表題曲「僕らの制服クリスマス」の後に、王道アイドルソングばかりでもなぁ…という見解に対して、イコラブが異なる部類の曲を歌えることを示すための位置づけだからです。

しかしながら、セットリストを作った者が岡田奈々STU48のキャプテン)であると分かると、なるほどなぁと思った人が多いかもしれません。彼女は百合的なものが好きだからです。

この曲のMVでは、女子校における百合的な世界を描いています。指原莉乃秋元康のような丸投げプロデューサーとは違いますので、彼女の意向を反映したものだと思います。意向とは1stと2ndにおける爽やかな世界感とは違う少し危ない世界を描くだと推測します。ちなみに、4th以降は百合的な世界を描くMVはありません。イコラブの多彩さを示す目的のためには、1度だけで十分だからだと思います。


イコラブファンのほとんどは、STU48による公演曲への採用を歓迎していると思います。イコラブは、実力/実績に比べるとマスコミ報道が少ないグループだからです。少しでも知ってもらえるキッカケが増えることはありがたいことだからです。

どの世界でも新規参入は難しいものです。特に指原莉乃は女性プロデューサーなのでなおさらです。奇抜なことをすればマスコミは寄ってきますが、秋元康的な売り方のAKB48グループの一員であった彼女は、そのようなやり方なしに、イコラブが評価を得てほしいと思っているようです。

指原莉乃STU48がカバーをしたことについて、twitterで以下のように感謝を表しています。

「手遅れcaution」STUのみんながカバーしてくれました!嬉しいです!なぁちゃんありがとう!
どっちがいいとかじゃなくて、こうしてカバーしてもらえる存在になれたということを喜べるファンの皆様だといいなと思っています🙆‍♀️オリジナルがよくなければカバーしてくれる人もいないわけですし
感謝です

https://twitter.com/345__chan/status/1216381378331168771

ちなみに、私は最新シングル(6th)までの曲で、イコラブのイメージを最も表している表題曲は、4thシングル表題曲「Want you! Want you! 」だと思います。明るくオシャレでキラキラしている曲だからです。

この曲が人気であることはM再生回数にも現れており、前作である「手遅れcaution」にほぼダブルスコアをつけています。なお、「手遅れcaution」の一日あたりの再生回数はSTU48効果で一時的にかなり増えましたが、現在では以前の1.5倍程度にまで戻っています。


私は岡田奈々が公演曲のセットリストを作った経緯は分かりません。でも、秋元康がプロデューサーとしての機能を十分に果たしていないことが大きな要因であることは、容易に推測できます。

彼がプロデューサーとしての機能を十分に果たしていないことは、NGT48問題を解決するためにほとんど関与してないことから容易に推測がつくと思います。AKB48を知る人にとっては、彼が責任感が薄いことは今までと同様ですが、これほどまで薄いという認識がなかった人は驚いたかもしれないと推測します。


秋元康がプロデューサーとしての機能を十分に果たしていないので、指原莉乃HKT48の公演/公演曲を作っています。彼が新しい公演を作るという約束は、“言うだけ番長”であることを理解しているので、彼女が見かねて作ることになったということだと思います。なお、彼女はHKT48においてはメンバーだけでなく、劇場支配人(尾崎充との二人体制)を務めていました。

彼女による一組の公演曲は、HKT48からの卒業の置き土産ということだったのですが、作品には手を抜かない彼女なので、卒業には間に合わなかったようです。しかしながら、様々な情報を総合すると現在では、少なくとも作詞(彼女が担当)・作曲・編曲レベルでは完成していると観測しています。彼女は衣装や振り付けに関与するのかもしれませんが、彼女は仕事が早いので、速やかに進むと思います。それにもかかわらず、お披露目の発表がまだなのは、建て替えられるHKT48劇場のお披露目と関係しているのだろうと推測しています。

指原莉乃については、そろそろHKT48から離れて、イコラブに専念した方がよいのではと思っている人もいるかもしれません。でも、彼女はイコラブのプロデューサーとしても、予想を遥かに超えた成果をあげています。

イコラブの6thシングル「ズルいよ ズルいね」(2019年10月30日)は初週売上で1位となりました。オリコンでの初週売上は14万枚を超えましたので、同日販売の他のCDの顔ぶれに恵まれたのではなく、むしろ遅いすぎた週間1位と言えると思います。ちなみに、この曲の累計売上は、オリコンでは第11週までで約17万枚に達しており、売上実数に近いビルボードでは21万4千枚を超えています。


さて、秋元康AKB48グループへの関与が少くなったことは、望ましいことももたらしたと推測します。彼が意欲がある頃ならば、キャプテンとはいえメンバーと同レベルの岡田奈々が公演のセットリストを作ることは難しかったと思うからです。

私としては以前から、公演曲のセットリストを彼以外が作る方が良いと思っていました。彼が作ると容易に変更が難しくなるようだからです。例えば、「制服の芽」という公演には難易度が高い振り付け曲が含まれており、危険な公演と見なされていたようですが、修正されることはなかったのでは推測します。1月15日には、この公演において半月板を損傷した朝長美桜HKT48)が、完治しないまま卒業しました。


本題に戻ることにします。「手遅れcaution」がSTU48の公演曲となったことは、STU48ファンやそれに関心があるAKB系ファンを驚かせたようです。この曲は秋元康プロデュース曲でないだけではなく、指原莉乃がプロデュースするイコラブの曲だからです。

AKBグループ名義のCDは、姉妹グループを含めた300人以上で握手会に臨むことでミリオンセラーを維持しています。このことが影響して、ファンが他のアーティストもCD売上で評価するところがあります。

300人以上の人数は、ボイストレーニングのようなレッスンを十分に施せる人数を遥かに超えています。しかしながら、AKBグループは基本的に生歌ではないので大きな支障はないようです。

これに対して、イコラブはステージパフォーマンスと曲の良さで、ファンを徐々に増やしているグループです。当然のことながら、生歌であり、必要とされるレッスンも十分に施されています。指原莉乃が提供する曲への評価も高いです。

しかしながら、AKB48グループのファンの多くは、そのような違いには興味がなく、CD売上だけで評価しているようです。実は、AKB48の数を力とするやり方を尊ぶものはイコラブ運営にも紛れていたようであり、イコラブの増員が強く要望されたようです。それが指原莉乃が理想とする非・選抜制を破壊することを導くことが必至であるのにもかかわらずです。

実際には、指原莉乃が新しいグループを作るという代案で回避しました。その結果としてのグループが≠ME(以降ではノイミー)と命名されることになった妹グループです。イコラブと同様にノイミーのメンバー数も12人です。

もちろん、イコラブに対するAKB48グループのメンバーの評価は、AKB48グループのファンよりは高いと思います。しかしながら、イコラブへの関心度はグループや年代によってかなりの違うがあるようです。

年代では若い年代、特にイコラブがデビューした後にAKBグループに加入したメンバーにおける関心が比較的に高いです。グループ別ではHKT48において最も高く、次はSTU48だと思います。STU48指原莉乃が最初に劇場支配人の一人をHKT48と兼任していたことに合わせて、AKB48グループとして最も最近に生まれたグループだからです。

このように考えていくならば、STU48AKB48グループで初めてイコラブ曲をカバーしたグループとなったことは不思議ではありません。

しかしながら、STU48の曲はAKB48姉妹グループの中ではイコラブ曲からは遠い方なので、意外でもありました。イコラブ曲に最も近いのはHKT48曲です。そして、その次に近いのはNMB48の曲だと思います。NMB48は、イコラブに比べるならば低いもの、AKB48グループでは女性ファンの割合が高いからです

これに対してSTU48曲がNGT48曲と共にイコラブ曲から遠いのは、望郷と郷愁に訴えるような曲が多いからです。この2グループの本拠地は、他の3グループの本拠地(名古屋市大阪市、福岡市)に比べると都会ではないことで、秋元康がそのようにしているのかもしれません。

それにもかかわらず、STU48AKB48グループとしてイコラブ曲をカバーする初めてのグループとなりました。これは、カバーした「手遅れcaution」がイコラブのメインストリームの曲からは離れているからだろうと思います。

STU48のイコラブ曲のカバーによって、イコラブがSTU48の代表曲である「暗闇」をカバーして欲しいと思ったSTU48ファンがいたようです。でも、そのままでは難しいと思います。「暗闇」の曲調やダンスは緩やかなので、イコラブがそのまま歌い踊ると間が持たないと感じられると思うからです。

カバーに関してはノイミーが参考になります。デビュー前なので、オリジナル曲が2つと少ないために、カバー曲の披露が多いからです。

ノイミーによる「きみわずらい」(まねきケチャ)のカバーの際には、若干のダンス要素が加えられました。まねきケチャの人数はノイミーの半分程度であり、ダンスが緩やかだからです。ユニット曲(二人組)としてカバーしたのは「二人セゾン」(欅坂46)です。ちなみにこの曲のオリジナルは、18人での披露のようです。


さて、STU48がカバーした「手遅れcaution」については私は実は興味がありませんでした。AKB48グループの歌は生歌ではないという認識があるからです。秋元康プロデュースグループのファンは、生歌と所謂“口パク”とは大きな違わないないという認識があるのかもしれませんが、それ以外のグループのファンには大きな違いです。もちろん、口パクの場合には評価がかなり低くなります。

STU48版では、野口衣織のパートを担当した今村美月が生歌であったという情報は入ってきました。ちなみに「手遅れcaution」は野口衣織の代表曲のように見なされていますが、センターは髙松瞳です。

「手遅れcaution」をSTU48が公演で歌うことは何も問題を感じません。岡田奈々指原莉乃に許可を得ているので、違う世界であるならば、どんな形で歌われようと、外部の者がとやかく言うようなことではないです。


それに、イコラブ曲は完全に生歌でカバーすることが難しいという認識もありますので、私は寛容です。イコラブは指原莉乃がメンバーの声質と技量に基づいて最適に歌割りをしていますし、ソロパートも多いです。このため、基本的に口パクのグループが生歌でカバーすることは難しいのです。踊りながらも上手く歌うことができる複数のメンバーを要するからです。

それでも、現在のイコラブにとっては古い方の曲である「手遅れcaution」は容易な方です。最も難しいのは、6th表題曲「ズルいよ ズルいね」だと思います。全員にソロパートがあり、ユニゾンがないからです。


少し回り道してしまいましたが、「手遅れcaution」についての感想を述べることにします。本来は何かの会員ではないと見れないはずなのですが、Youtubeで「手遅れcaution」で検索した際に、最も高くヒットしたので、偶発的に観てしまったからです。おそらく、違法アップロードだと思うのですが、観てしまったのですから仕方がありません。

通常は、イコラブのライブ歌唱動画をファンがYoutubeにアップロードすると直ぐに消されます。イコラブのライブのライブは円盤されていないので、ネットに動画があってもSACRA MUSICソニー系)にとってはマイナスにはなりません。逆にイコラブを知ってもらうための無料のプロモーションになると思います。でも、本当に驚くほど直ぐに消されます。

しかしながら、≠MEによる「きみわずらいも」のカバーはかなりの間、消されていません。「手遅れcaution」のSTU48によるカバーも同様です。このため、消さないほうがプラスになるという判断が働いていると理解することが順当だと思います。


STU48による「手遅れcaution」には、私は違和感を感じました。その違和感は生歌がなんたらのことではありません。違和感の源泉は、野口衣織のパートを務める今村美月以外のメンバーも髪が乱れているということです。今村美月以外も度合いは低いにせよ野口衣織化しているということです。

イコラブの「手遅れcaution」では、野口衣織化して憑依的に踊っているのは本人だけです。他のメンバーのダンスは憑依的ではありませんが、それなりに激しいです。でも、彼女に比べると髪の毛がほとんど乱れません。

通常ならば、大谷映美里のように髪が長い場合、メデューサのように髪が乱れる可能性があります。しかしながら、彼女の髪の毛は見苦しく乱れずに、優雅に美しく舞います。これは、髪の先までに意識を行き届かせて踊ることができる彼女の技術が可能にしているのだと思います。

彼女だけでなく齊藤なぎさも、齋藤樹愛羅も…、名前をあげたならば切りがありませんが、アイドルとしての魅力を十分に発揮してパフォーマンスをしています。そのような他のメンバーが存在しているから、野口衣織の憑依的なパフォーマンスも許容されることになります。

全員が憑依的になってしまうと、指原莉乃が目指すアイドルグループとは違うカテゴリーのグループになってしまいます。秋元康の世代の言葉ならば“アングラ”(アンダーグラウンドの略)という表現がふさわしいグループになってしまいます。

逆にこの曲においては、野口衣織が憑依的であることによって、他のメンバーのアイドルとしての魅力が分かりやすくなっています。ただ、この曲の初見においては、彼女だけが記憶に残る人が少なくないようです。


イコラブによる「手遅れcaution」について、このような私の捉え方の構図をご理解いただけるならば、私によるSTU48の「手遅れcaution」の見え方も分かっていただけると思います。その見え方には、衣装や証明も影響しているとは思います。

私による見え方は、STU48の「手遅れcaution」ではSTU48メンバーのアイドル的な良さが分からないということです。もちろん、これはSTU48のライブをほとんど見たことがない者における見方であり、STU48ファンの見方は違うと思います。

STU48のアイドル的側面を理解しているファンにとっては、この曲のカバーはいつものSTU48とは違う側面を見せてくれるという意味で新鮮だと推測します。そして、公演「僕たちの恋の予感」全体の中ではこのカバー曲は良いアクセントになっていると推測します。メンバーのアイドルらしさは他の曲において、十分に現れていると思うからです。


「手遅れcaution」のSTU48によるカバーによってこの曲に興味を持たれた方は、機会があれば、イコラブによる「手遅れcaution」のライブパフォーマンスを観ていただきたいと思います。そうすれば、他のメンバーのアイドル的な魅力が分かりやすい曲だという意味も分かっていただけると思います。

最近の動画としては、AYAKARNIVAL(2019年12月30日、パシフィコ横浜国立大ホール)に出演した際のライブ映像を、ニコニコ生放送のプレミアム会員ならば1月29日まで見ることができるはずだと思います。なお、このライブでは本来のセンターである髙松瞳(6thの間は休養中)の代わりを齊藤なぎさが務めています。
https://live2.nicovideo.jp/watch/lv323346584

さて、「手遅れcaution」は前にも述べましたように、イコラブとしてはメインストリームの曲ではありません。他の曲、例えばイコラブらしい曲と上で述べた「Want you!Want you! 」も併せてご覧になることをお勧めします。この曲はAYAKARNIVALのセットリストにも入っています。

少しだけみたいならば、以下のtweetも有用です。
https://twitter.com/abHhd1jX0OCqsEA/status/1217712740782899201


ーー以上ーーー