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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

女性アイドルグループのファンの平均年齢のjoysoundデータからの類推

今回のブログ記事は女性アイドルグループのファンの平均年齢をカラオケのjoysoundのデータから類推してみたというものです。

女性アイドルグループのファンの平均年齢に興味もったのは、新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した人が死亡する割合が年齢に大きく依存することからです。この記事はCOVID-19とは関連がないので触れませんが、該当データは中国疾病预防控制中心による以下の文献のTable1に記載のものです。文献自体は英語ですが、本文を読まなくても表が示す情報は理解しやすいと思います。
http://weekly.chinacdc.cn/en/article/id/e53946e2-c6c4-41e9-9a9b-fea8db1a8f51


対象にした女性アイドルグループは8つです。半分は女性アイドルグループに興味がない人でも知っている可能性が高いグループです。具体的にはAKB48乃木坂46モーニング娘ももいろクローバーZです。それぞれAKB48系(6組)、坂道系(3組)、ハロプロ系、スターダスト系を代表するグループです。この4系統が女性アイドルグループの主な系統だと思います。

残りの4グループはこの4系統以外から選びました。非主系統のうちの3グループは、=LOVE(通称:イコラブ)、まねきケチャ26時のマスカレイド(通称:ニジマス)にしました。この中で最も新しいグループは、2017年夏にデビューした=LOVEです。

=LOVE(以下、イコラブ)は、指原莉乃(元HKT48)が自分のアイドルについての理想を実現するためにメンバーを選んで、プロデュースしている女性アイドルグループです。AKB48系とは違って生歌で、選抜制ではないことから、AKB48グループを反面教師にしていると見なす人もいます。

とはいえ、生歌であり、選抜制ではないことは、秋元康プロデュースグループ以外の大部分の女性アイドルグループに共通のことです。イコラブ以外にもまねきケチャは該当しますし、おそらく、26時のマスカレイドも該当するのではと思います。

加えて、イコラブには恋愛禁止令はありません。AKB48系とは違って女性ファンが多いので、男性ファンを特異的に誘引する必要がないからです。そうならば、人間のあり方に反することを導入する必要がありません。とはいえ、恋愛を奨励しているわけでもありません。

この3グループを選択したことは、主系統でないアイドルグループのことも知っている人の多くからは妥当だと見ていただけるのではと思います。主系統でないアイドルグループのトップ3とは違うかもしれませんが、少なくとも代表格だとは思います。

どのグループが非主系統の代表格であるは、多くのアイドルグループが出演するフェスティバルなどの出演順などを見れば詳しい人は分かるとは思います[注*1]。でも、詳しくないとたくさんの中の1グループであること以上は分かりにくいと思います。

そこで、UNISTAGEによる「今年全9回行われたUNISTAGEで最も多く披露されたアイドル」を引用します。UNISTAGEは、下記twitterによると、“大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦UNIDOL(ユニドル)の出場者による定期公演”ということです。自信のなさげな文体にしたのは、私は冬において行われる競技大会のことはある程度は把握しているのですが、UNISTAGEについてはこのランキングを見て初めて知ったからです。

https://twitter.com/UNISTAGE_EXCO/status/1211969101582585856

このランキングでは、イコラブが2位、26時のマスカレイドが5位タイになっています。主系統では、発表された5位タイまでの6グループの中に、AKB48(1位)、モーニング娘(3位)、乃木坂46(5位)が入っています。

実は私はAKB48が1位であり、2位にほぼダブルスコアをつけていることに驚きました。でも、各グループが披露された曲としてあげられているものにおいて、AKB48の場合は5/8が2010年以前の曲なので、なんとなく納得がいきました(モーンニング娘の場合、2012年以前の曲が半分)。もしかしたらば、ある程度の新しさが求められると思われる競技大会とは少し違う選択がされるのかもしれません。

5位タイまでの6グループにおいて、上では記載しなかったグループがFES☆TIVEです。このグループを非主系統のグループの1つとして加えました。

実は、私はFES☆TIVEについては以前は名前くらいしか知りませんでした。現在でも、wikipediaで備えた知識くらいしかありません。wikipediaを読んで分かったことは、既に記した非主系統3グループよりも設立が前であることでです。今回の解析に加えたのは、むしろ、これを通じてもう少し知ることができたらと思ったからです。

この8グループのファンの平均年齢についてのデータは、みつかりませんでした。このため、カラオケjoysoundが提供しているデータから導くことにしました。データは毎週火曜日に更新されます。利用したデータは2月18日に更新されたものです。

joysoundは各アーティストの曲を歌う人について、その男女比率と、男女別の年代の割合を提供しています。年代は10代、20代、30代、40代、50代、60代以上の6つに分類されています。

少し下に、モーニング娘とイコラブにおけるデータを示すグラフのキャプチャを図示します。それぞれをクリックすると、該当ページに遷移します。他のアイドルグループのページには、グループ名で検索すると辿り着くことができます。

なお、各年代の割合は円グラフに表されているので、目で読み取る必要があります。このため、読み取った値は人によって少しつ違うと思います。しかしながら、以下に説明する手順で導いた年齢で8グループを並べた際に、作った人によって並び順が大きくことなることはないと思います。


手順は、男女別に各年代での割合から平均年齢を求めます。平均年齢は、各年代の中央値に割合を掛けてから足し合わせて求めます。中央値は例えば、10代の場合は15歳、20代の場合は25歳です。60代以上の場合も65歳にしました。

このように求めた男女別の平均年齢に男女比の重みをかけて加重平均を算出しました。例えば、AKB48の場合には平均年齢は男性が39.5歳、女性が31.9歳であり、男性の割合が52%なので、荷重平均値は35.9歳(=39.5歳 x 0.52 + 31.9歳 x 0.48 )と算出されました。

もちろん、各アーティストのファンの平均年齢と、その曲を歌う人の平均年齢は違います。しかしながら、同一特徴を持つカテゴリーのアーティスト内であれば、相関性は高いと推測します。煩雑さを回避するために、以下ではファンの平均年齢として扱います。


導き出したデータを表にまとめます。

大まかな特徴は2つあります。1つは男性ファンの平均年齢が女性ファンの平均年齢がよりも高いことです。

もう1つは、加重平均年齢では主系統4グループが全て非主系統4グループよりも高いことです。具体的には。主系統グループは全て30代(31.1~35.9歳)であり、非主系統グループは全て20代(26.2~29.6歳)です。

男性ファンの平均年齢が女性ファンの平均年齢がよりも高いので、女性ファンの割合が高いグループは加重平均年齢が低めになります。女性ファンの割合が高いグループは、主系統ではモーニング娘であり、非主系統ではイコラブです。両グループともに70%を超えています(モーニング娘:70%、イコラブ:72%)。

しかしながら、モーニング娘とイコラブでは女性ファンが多い原因は違います。それは、女性ファンの平均年齢の差にも現れています(モーニング娘:29.6歳、イコラブ:22.8歳)。これについては、上記の2特徴の原因を述べてから説明します。


男性ファンの平均年齢が女性ファンの平均年齢がよりも高いという特徴は、かつては女性アイドルグループのファンの大部分が男性だったことに起因します。これは、個人でのアイドルが大部分であった時代からの流れです。そして、年齢が増しても女性アイドルファンでいる人は少なからず存在しますので、平均年齢が比較的に高くなります。

これに対して最近では、女性ファンもかなり増えてきました。最近に女性アイドルファンになった人は、その時点における若い年代の人が大部分です。このため、女性ファンは男性ファンに較べると平均年齢においてかなり若くなります。

主系統4グループが主系統4グループに比べるとファンの平均年齢において高いという特徴は、結成してから長いことに起因しています。長くファンである者の割合が高いと平均年齢が高くなるからです。長く維持することは難しいので、長く続いている場合には主系統になる可能性が高くなります。

長い間にわたって女性アイドルグループを維持するためには、良し悪しはともかくとして、メンバーの入れ変えを促す仕組みがあるとプラスに働きます。これは、平均年齢が高くなることを緩和するように作用するからです。

平均年齢を高くなることが緩和されることがプラスに働くことがあるのは、男性の女性アイドルファンは世の中の男性と同じように若い女性が好きだからです。このため、年齢が高い女性アイドルグループのメンバーから若いグループのメンバーに推し変する人がありえます。もちろん、女性ファンが多いグループではそのような度合いは低くなります。

また、Perfumeのようにアーティストに上り詰めた場合は、そのような男性の思惑には作用されず、長く活動ができます。でも、例えば現在のAKB48にそれだけの力量はあるかは、残念ながら疑問です。

AKB48乃木坂46は選抜制であり、選抜メンバーの入れ替えが起きえます。モーニング娘は選抜制ではありませんが、メンバーの加入と卒業が比較的に多いような印象があります。なお、このモーニング娘におけるこの傾向はハロプロ系に共通ではありません。反例は、(事実上)解散したberryz工房℃-uteです。


荷重平均年齢では、主系統4グループのなかではAKB48が最も高く、他のグループとは約4歳の差があります。これは、人気がピークであった時代に比べるとファンがかなり減ったからだと思います。何故ならば、流入するファンよりも流出するファンが多いとファンの平均年齢は上がるからです。

非主系統4グループも、継続して活動をするのであれば、段々とファンの年齢は上がっていくのだろうと思います。上昇する度合いはグループによって違うと思います。でも、私はイコラブ以外についてはあまり知りませんので、非主系統については、イコラブに女性ファンが多い理由を述べるだけに留めます。


イコラブのメンバーは女性プロデューサーである指原莉乃が理想とする女性アイドルグループを作るために選んだ女性です。そして、彼女たちが歌う曲は、指原莉乃がその世界観に基づいてプロデュースしたものです。彼女の世界観は同性の方に受け入れやすいので、必然的に女性ファンが多くなります。以下では、もう少し詳しく説明します。

指原莉乃の世界観は、秋元康のプロデュース曲における世界観が少年漫画的であるとすると、少女漫画的だと評することができると思います。しかも、彼が60代に突入しているのに対して、指原莉乃は27歳です。秋元康プロデューサーするグループに比べて、イコラブにおいて若い女性ファンが多いのは自然なことだと思います。

これを反映して、イコラブの女性ファンの平均年齢は22.8歳であり、8つのグループの中で最も若いです。これに対して、AKB48の女性ファンでは31.9歳であり、最高齢です。

この他、イコラブに女性ファンが多い原因としては、指原莉乃がプロデュースすることによる信頼感があると思います。これは、NGT48の事件にプロデューサーである秋元康が他人事のような態度をとったことに対して、真摯にコメントをしていた指原莉乃との違いにも現れています。放送作家のプロデューサーと、アイドルであったプロデューサーとの違いが大きく出た事例だと思います。

最近でも、指原莉乃のプロデューサーとしての姿勢は評価が上がっています。
headlines.yahoo.co.jp



最後に、モーニング娘において女性ファンが多い理由についても述べて。このブログ記事を終えることにします。これは、ミリオンセラーを出していた時代に比べてファンがかなり減ったことに起因していると推測しています。減少期におけるAKB48へのファンの流出は、目移りしがちな男性に特に多かったと思います。なお、現在はファンの数は、ほぼ一定なのではと思います。

男性に比べて、女性はロイヤルな傾向があります。特に女性アイドルグループは同性なのでその傾向が強かったと推測します。このため、女性ファンも数としては減ったと思いますが、男性と比べた比率では高まったと推測します。

例えば、イコラブのプロデューサーである指原莉乃は今もモーニング娘のヲタです。15年くらいのヲタ歴だと思います。

それでは、AKB48の女性ファンは何故ロイヤルでないのかと思ったか方がいらっしゃると思います。私は、ロイヤルなファンはいるけど、AKB48にではなく、秋元康にロイヤルな人なのではないかと思っています。

それは彼よりも少し若い男性においてではないかと推測しています。その傍証としてのデータとしては、男性における各年代の割合において、モーンニング娘のファンでは40代の約22%から50代の約12%に減っているのに対して、AKB48のファンでは40代と50代は約20%で変わらないことがあります。


ーー以上ーー

*1:中学生がいるグループの出演を遅くできないことに留意する必要があります。