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人によっては「夏かし」と呼ばれているものです。

会いたいのに会えない人に響く「次に会えた時 何を話そうかな」(イコラブとノイミーの合同MV)

指原莉乃がプロデュースする女性アイドルグループ2組の合同によるMV「次に会えた時 何を話そうかな」が緊急で公開されました。MVは全て遠隔作業で作られました。組み込まれている歌は、メンバーがそれぞれの自宅で収録したようであり、これらに基づいて曲が構成されています。映像には自宅で歌う映像の他に、スタッフが映してきた今までの映像が含まれています。

「本当だったら 明日会えたね」という歌詞で始まる曲の内容は、タイトルからも想像される通りのものです。歌詞は形としてはメンバーがファンに向けたものですが、コロナウイルスによって激変した現状を踏まえた一般的なメッセージもなっています。

2組とは=LOVE(通称:イコラブ)と≠ME(通称:ノイミー)です。現在休養中である髙松瞳(=LOVE)を含む合計24人が曲に参加しています。姉に該当する=LOVEは既に6枚のシングルCDを発売しているグループであり、≠MEはデビュー前のグループです。

以降、各グループの通称で呼ぶことにします。


普段から両グループの曲は各メンバーの資質と個性を発揮できるように歌割りがされており、ソロパートが多いです。例えば、イコラブの6thシングル「ズルいよ ズルいね」では全員にソロパートが割り振られており、ユニゾンはありません。

この曲も基本方針は同じであり、単にメンバーの歌をつなぎ合わせたものではなく構成が存在します。「ズルいよ ズルいね」との違いは、24人もいるのでソロパートは主に歌が上手い約半数のメンバーに任されていることです。ただ、私が確認できたソロパートは本人が歌う映像が伴うメンバーのみなので、実際にはもっと多くのメンバーに割り当てられている可能性はあります。


コロナウイルスはこの2グループのメンバーとファンにも多くの残念なことをもたらしました。

イコラブは「ズルいよ ズルいね」でオリコンビルボードの両チャート(売上、総合)で週間1位となり、オリコンの年間チャートでは43位になりました。しかしながら、次のステージの展開を目指して4月29日に発売予定であった7thシングル「CAMEO」は延期になりました。

春のツアー(全4公演)も現時点において3公演の中止が決定しています。中止決定がされていない6月のツアーファイナルも現状においては難しいと予想されます。

ノイミーはデビュー前のグループとしてはかなり注目をされています。このことは、アイドルのフェスにおける出番の順などからも分かります。

ノイミーはデビュー前とはいえ、3つのオリジナル曲を有し、南関東での初めてのツアーが決まっていました(全3公演)。残念ながら、すべての公演が中止になりました。ツアーの最後にはデビューの発表があったかもしれないことを考えるとなおさら残念です。

この曲とMVはイコラブ/ノイミーのファンに向けて作られたものですが、他のアイドルグループのファンにも響いているようです。会いに行けるコンサート、ライブ、イベントなどの機会を失ったのは、イコラブ/ノイミーのファンだけではないからです。


MVが緊急で作成、公開された工程は指原莉乃の以下のtweetから分かります。なお、公開は記載工程よりも1日前倒しにできたようです。
https://twitter.com/345__chan/status/1250363554399576065

彼女のtweetには「メンバーの想いがファンの皆さんに届きますように」と記されていますが、MVに込められている想いは、会いたいのに会えない、その他の人にも伝わると思います。

コロナウイルスのために会いたい人に会えないことの弊害は、特に高齢者とその家族に現れています。家族が会いに行くことは高齢者に生きる力を与えるのですが、高齢者が感染すると命に関わる可能性が高いので、それを自粛せざるをえない現状だからです。

もちろん、血縁関係がない親しい関係の人達の交流にも影を落としています。会うことによって、社会生活において被る困難を克服する力を得ていた人の中にも自粛する人が増えていました。ドラマ的な映像が浮かびやすいのは、週末に高速バスなどを使っていた遠距離恋愛者ですが、一部に過ぎません。


コンサート、ライブ、イベントなどを通じて、アイドルとファンは相互に力を与えあってきました。ファンは遠い観客席で見るだけでも、中継で見るよりは力を得ます。そして、ファンに会うことはアイドルにも力をもたらしています。

特に女性アイドルはテレビに出演する際にはニコニコしているので、想像力がない人は勘違いするようですが、かなり厳しい職業です。頑張る必要がありますし、頑張ってもどうしょうもない現実もあります。このため、ファンの応援が必要な職業です。

イコラブ/ノイミーはアイドル業界ではホワイト企業と言われており、このことは特に他のアイドルグループを経て加入したメンバーはより実感しているようです。指原プロデューサーの意向は、全てのメンバーにそれぞれの資質と現状にあわせてできるだけ機会を与えることであり、彼女とタッグを組んでいる代アニはボイストレーニングなどを含むレッスンをシッカリと施しています。そして、運営はメンバーに無理を強いません。

これらのことに関しては、例えばAKB48グループに比べて格段に優遇されていると思います。もちろん、グループの知名度や資金が少ないので、機会を得ることが難しいという現実があります。このことはイコラブをテレビであまり見かけないことからも理解されることだと思います。

過度の競争を強いられないので、イコラブ/ノイミーはメンバーが仲がいいことが知られています。しかしながら、切磋琢磨は存在します。大切にされており、選抜制ではなくて誰にでもある程度以上の機会が与えられるので、誰でもが常に頑張らなくてはならないです。この意味でも、ファンの応援が重要です。

例えば、上で触れたソロパートの歌割りは、メンバーの声質と歌唱の評価に基づいて指原莉乃によって行われます。イコラブの結成時加入時には、技量が十分ではないので、ソロを任せられないメンバーもいました。「ズルいよ ズルいね」において全員にソロパートが与えられたことは、それらのメンバーが代アニによって施されているレッスンの他に、個人レッスンも受けることなどを併せた努力によって、指原莉乃がソロを割り当てられるレベルに達したということです。もちろん、切磋琢磨はこれからも続きます。


MVはビアノの伴奏に乗せて、イベントでのファンとの集合写真が撮影されている映像から始まります。イベントの場所は両グループ共に同じようなので、熱心なファンは場所を特定できると思います。

その後に新大阪や名古屋に間もなく着くという新幹線の車両間ドア上の電子表示が映され、次に、広島で移動している車からと、そして飛行機の窓から風景が映されます。通常ならば、そのようにしてライブの会場などに向かっていたはずです。

しかしながら、場面が変わって映されたメンバーの大谷映美里は、部屋のベッドの前にいます。そして、「本当だったら 明日会えたね」と歌い始めます(0分12秒から)。

MVが彼女から始まるのは、彼女が普通の女の子に近い雰囲気を出せるからだと推測します。この曲は、会えないのに会えなくなった多くの人のための曲でもあるからです。

彼女の声は小さめであり、語りかけるような歌い方です。声の綺麗さ、強さ、大きさなどを重視する人の中には彼女にそれほど関心を持っていなかった人がいると推測しますが、この曲によって彼女の歌の良さが分かった人がいるかもしれません。


世間で言う意味での歌を上手さを重視する人も、MVをさらに観れば感心する可能性があります。イコラブ/ノイミーが誇る歌が上手いメンバーによるソロが続く部分が2つあるからです。合計8人の歌を聞くと、様々な歌の上手さがあることが分かると思います。

「誰もわるくない わかっているよ」で始まる1つ目の4人連続ソロ(0分35秒~1分30秒)に登場するメンバーは、齊藤なぎさ野口衣織(以上、イコラブ)、冨田菜々風、櫻井もも(以上、ノイミー)です。



齊藤なぎさはデビュー当時に較べると歌がかなり歌が上手くなりました。当時はビジュアル担当でしたが、「ズルいよ ズルいね」では髙松瞳が休養中とはいえ、センターを任されるようになりました。そして、最初の4人連続ソロではトップに起用されています。さらに、少し後には、「今は1人 ずっと君を想う」というソロがあります。この歌のメッセージをよく表している言葉です。


「気付けば辺りは オレンジになる」で始まる2つ目の4人連続ソロ(2分02秒~2分26秒)に登場するメンバーは、諸橋沙夏佐々木舞香(以上、イコラブ)、川中子奈月心、蟹沢萌子です(以上、ノイミー)。



少し後には、冨田菜々風による「それはきっと眩しい光になる」というソロがあります。彼女はノイミーのオリジナルである3曲すべてにおいてセンターを務めています。彼女には魂を込めた歌唱というイメージがありますが、このパートの歌唱は気負いがなく自然です。これからのノイミー曲も彼女をセンターにして作られていくのだろうと思います。


そして、「今はどこにいて 何を思っている?」で始まる大サビでは休養中の髙松瞳が登場します(3分17秒~3分29秒)。とはいえ、彼女が歌う際の映像は現在のものではなく、過去の握手会における画像のようです。彼女のくしゃくしゃの笑顔を見ると戻ってきてほしいものだと思います。

なお、MVのサムネイル画像においてタイトルが手書きされた紙/ボードを前にかざしているのは、彼女だという言う説が強いです。


映像ではソロを割り当てられていることが確認できないメンバーも、MVにはリップシンクや、過去の映像で登場しています。過去の映像を見ると仲が良いことがよく分かります。


最後に、このMVに関わった主なスタッフと、メンバーを記してこのブログ記事を終えることにします。イコラブとノイミーがステージなどにおいてファンに会える日ができるだけ早く来ること願いながら…。[夏かしのブログ]

プロデューサー&作詞:指原莉乃
作曲:田辺望、長沢知亜紀
編曲:湯浅篤
MV監督:中里耕介


=LOVE(イコラブ)メンバー]
大谷映美里大場花菜音嶋莉沙齋藤樹愛羅齊藤なぎさ佐々木舞香
佐竹のん乃、髙松瞳、 瀧脇笙古野口衣織、 諸橋沙夏、 山本杏奈


[≠ME(ノイミー)]
尾木波菜、落合希来里、蟹沢萌子、河口夏音、 川中子奈月心、櫻井もも、
菅波美玲、鈴木瞳美、 谷崎早耶、冨田菜々風、永田詩央里、 本田 珠由記